...「わたしは勤め口か都合のよい奉公口かを探してをりますが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...人生を甘く考へなかつた廉によつて今日拓務大蔵三井三菱に勤め口を持つてゐるところの彼等ではないか...
高田保 「貸家を探す話」
...勤め口を待つてゐれば余儀なく家庭を外にして出かけねばならぬ...
高田保 「貸家を探す話」
...いい勤め口を捜して下さいね...
太宰治 「律子と貞子」
...勤め口をさがしてちょうだいよ...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...そんなわけでもしかするとこの会社に勤め口を見つけてもらえるかなと思ったんです...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...……娘たちのことも話しました……ほかの町で周旋してもらえるとかいう勤め口のことも話しました……そうしてほとんどすっかり胸のなかを僕にさらけ出して見せると...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...勤め口にはさほど困らなかつた...
林芙美子 「秋果」
...尋常な勤め口もありよう筈がない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...父の意見で最も健実な勤め口だという裁判事務を見習うために県の首都(まち)へ送られたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こんな具合でかけずり廻った甲斐もなくその日は勤め口にありつけなかったが...
細井和喜蔵 「女給」
...勤め口が……」とジェシがぼそぼそ言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...「勤め口ですって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わたくしがあなたに勤め口を二度と許すとでも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...北京へ勤め口がありそうで行く由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...てっちゃんが急いで来たから何かと思ったら勤め口がありそうなのですって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どうして待つてゐるんだね?」お若「勤め口を捜します...
三好十郎 「おスミの持参金」
...おみつは浅草のほうに勤め口をみつけていた...
山本周五郎 「ひとでなし」
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