...学校を出てまだ勤め口も極まらず...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...初めて見つけた勤め口は...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...勤め口はいくらでもあるようですし...
太宰治 「女神」
...母の妹の縁づいている家で世話になって勤め口を捜しているが...
田中貢太郎 「岐阜提燈」
...電気技師の勤め口を棒に振って闘牛庭(レドンデル)の砂にまみれてるといった酔狂なのがあったりして...
谷譲次 「踊る地平線」
...前にも云った通りこの人は名古屋の方に勤め口を持っているらしいのであるが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...勤め口もやめて、新しい仕事をみつけたかつた...
林芙美子 「浮雲」
...私はその日も勤め口を探して足をつっぱらして帰ったのであった...
林芙美子 「落合町山川記」
...勤め口にはさほど困らなかつた...
林芙美子 「秋果」
...少しも早く勤め口にありついて精勤を励みたいという強い念願に駆り立てられた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼は二度も三度も勤め口をかえなければならなかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その勤め口も、むさくるしくて卑しいものばかりだった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...こんな具合でかけずり廻った甲斐もなくその日は勤め口にありつけなかったが...
細井和喜蔵 「女給」
...「勤め口ですって...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...わたくしがあなたに勤め口を二度と許すとでも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...北京へ勤め口がありそうで行く由...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...下女奉公のような勤め口があり...
山本周五郎 「初蕾」
...勤め口があるのか」と...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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