例文・使い方一覧でみる「勢子」の意味

...勢子（せこ）の叫に煩へば... 勢子の叫に煩へばの読み方
上田敏上田敏訳「海潮音」

...会長は潮田千勢子... 会長は潮田千勢子の読み方
大鹿卓「渡良瀬川」

...かうして大勢子供を生んで... かうして大勢子供を生んでの読み方
田山録弥「ある日」

...大勢の勢子が電氣仕掛でぐる／＼まわつてゐる場面では説明もまたずに『昔の獵』と一人でいうて此特別の豪傑は何といふ名かと聞かれた位で至つてらくであつたが...
土井八枝「隨筆　藪柑子」

...今も多勢子供が水に入っていた... 今も多勢子供が水に入っていたの読み方
徳田秋声「挿話」

...町へ行ってる息子にはまだ大勢子供がいるから大事ないとか... 町へ行ってる息子にはまだ大勢子供がいるから大事ないとかの読み方
豊島与志雄「狐火」

...いつも大勢子供が遊んでいますよ... いつも大勢子供が遊んでいますよの読み方
豊島与志雄「林檎」

...まだ新しい雪を藁靴（わらぐつ）でキュッキュッと踏みしめながら勢子達が真先に登って行く... まだ新しい雪を藁靴でキュッキュッと踏みしめながら勢子達が真先に登って行くの読み方
中島敦「虎狩」

...私達より少し前に其処（そこ）に着いていた勢子達が... 私達より少し前に其処に着いていた勢子達がの読み方
中島敦「虎狩」

...酒巻君も――」「そんなものは当（あて）になるものですか」勢子の鋭い声音です... 酒巻君も――」「そんなものは当になるものですか」勢子の鋭い声音ですの読み方
野村胡堂「葬送行進曲」

...「――――」勢子は黙って入って... 「――――」勢子は黙って入っての読み方
野村胡堂「葬送行進曲」

...今しも森の中から勢子に追いたてられた兎が飛びだして来て... 今しも森の中から勢子に追いたてられた兎が飛びだして来ての読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай　Васильевич　Гоголь）平井肇訳「死せる魂」

...又著いては　湯が島の落合の橋勢子の橋見ても越えてもうら悲しけれ　と詠まれてゐる...
平野萬里「晶子鑑賞」

...婦人（おんな）の癖に園田勢子と云う名刺（なふだ）を拵（こし）らえるッてッたから... 婦人の癖に園田勢子と云う名刺を拵らえるッてッたからの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...かたくなな姑の伊勢子の顔がまざまざと甦った... かたくなな姑の伊勢子の顔がまざまざと甦ったの読み方
「海流」

...自分の考えでは鹿飼は勢子（せこ）のことで... 自分の考えでは鹿飼は勢子のことでの読み方
柳田國男「地名の研究」

...獣王を狩り立てている勢子（せこ）のように... 獣王を狩り立てている勢子のようにの読み方
吉川英治「三国志」

...諸人感ジ申ス也――勢子衆（セコシユウ）ト供ニ御狂ヒアリテ... 諸人感ジ申ス也――勢子衆ト供ニ御狂ヒアリテの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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