...勞(はたら)かず...
高山樗牛 「美的生活を論ず」
...奴隷と云ふのは勞働即ち勞働力です...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...苦勞もない...
田山花袋 「道綱の母」
...最も功勞のあつた彼への褒賞として...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自分(じぶん)でも引(ひ)つ込(こ)むのよ」兼(かね)博勞(ばくらう)は遠慮(ゑんりよ)なくいつた...
長塚節 「土」
...怠りなき勞働によつて肉體を鞭打ちつつ妄執と欲望と邪念から解脱せんとする努力に於て...
「修道院の秋」
...第二十八條 勤勞者の團結する權利及び團體交渉その他の團體行動をする權利は...
日本国 「新憲法の解説」
...御苦勞樣で――」文吉は早くも平次の姿を見て挨拶しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...血の出るやうな苦勞をし乍ら育つた」「――」「父親の遺言状(ゆゐごんじやう)は寳屋が預つて居る...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そいつは飛んだ御苦勞だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...歴史的客觀的なる勞働の上に立つことによつて心理的主觀的なる效用...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...「僕等は迚(とて)も勞働者を以(もつ)て滿足(まんぞく)することは出來(でき)ない...
三島霜川 「虚弱」
...男の考へと一致した疲勞感と悲哀の度合を調節してくれてゐたのだ...
室生犀星 「はるあはれ」
...過劇なる心勞にて急に起りし「パラノイア」といふ病なれば...
森鴎外 「舞姫」
...疲勞が恢復したとき又甦つて來る苦痛を思ふと彼はいつまでも今の状態にありたかつた...
横光利一 「悲しみの代價」
...夜行の汽車で巴里を立つた車中の疲勞を暫らく休めてから...
吉江喬松 「山岳美觀」
...さういふ慰勞の一酌こそ酒は米にも優る氣がする...
吉川英治 「折々の記」
...岡のうへの木立一帶に黝(くろ)み靜もり岡を掩ひ木立を照しわが窓さきにそゝぐ夏の日の光に冷たさあれわが凭る椅子腕を投げし卓子(てーぶる)脚重くとどける疊部屋をこめて動かぬ空氣すべてみな氷のごとくなれわがまなこ冷かに澄みあるとなきおもひを湛へ勞れはてしこゝろは森の奧に古びたる池の如くにあれあゝねがふわが日の安らかさわが日の靜けさわが日の冷たさを...
若山牧水 「樹木とその葉」
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