...彼女の来る時間は勝手次第だ...
...インターネットコミュニティは勝手次第で自己主張が激しい...
...彼は勝手次第に決断することが多い...
...彼女は勝手次第に部屋を飾り付けた...
...この問題は勝手次第に解決するしかない...
...私を勝手次第に切りこまざいてはならぬ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...ディミニゥエンドー勝手次第なことである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...この舞台に出ている役者が勝手次第に働けば場面は分裂して統一がなくなってしまうのである...
寺田寅彦 「文学の中の科学的要素」
...勝手次第の殻にゐて...
中勘助 「銀の匙」
...両側の家並(やなみ)は低く道は勝手次第に迂(うね)っていて...
永井荷風 「日和下駄」
...東京市経営の水道は炎暑来(きた)って水最も入用の時水切れとなり電燈は初更深夜の別なく消える事勝手次第なり...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...勝手次第にくずしてしまったら...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...畠と松林のあひだを勝手次第に曲るたび/\又も同じやうな岐路(わかれみち)へ入(はい)るので忽ち方角もわからなくなる...
永井荷風 「羊羹」
...……まあ、まあ、順にあげますから、列についてください」浪人者は、みすぼらしいほどに頭をさげ、「……まことにもって、勝手次第、お詫びのいたしようもござらぬが、大熱の伜をたった一人にしてまいりまして、こうしておりましても、万一を思われて、気もそぞろになります」血走った眼で、列についている人びとを見まわし、「お並びのご一統には、この通り……」丼を持ったまま、地面に片膝をつき、「……この通り、お詫びをもうす...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...お暇勝手次第の触れが出たのを幸いに...
久生十蘭 「奥の海」
...禁裏さまの心をもって公方さまの身を勝手次第に動かし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...才力さえあれば立身出世勝手次第にして...
福沢諭吉 「徳育如何」
...助言(じょげん)は固(もと)より勝手次第で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...誉めるなり譏(そし)るなり喜ぶなり怒(いか)るなり勝手次第にしろ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この外に頬部に著ける分は各自の好き好きに随つて二つでも三つでも御勝手次第としてあつた...
堀口九萬一 「東西ほくろ考」
...何故というと豹が殺された時は各町民が思うままに他町民と勝手次第に相掠奪す...
南方熊楠 「十二支考」
...勝手次第と被仰付候」と記してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...勝手次第と被仰聞候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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