...いかにあらそってみても勝ちみがないとさとったのでしょう...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...いかなる部分にも勝ちみがないからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...不思議にも美藝は民藝の前に勝ちみが薄い...
柳宗悦 「工藝の道」
...あの「井戸(いど)」の前に立つと到底勝ちみがない...
柳宗悦 「工藝の道」
...地方の生活から湧(わ)き出た純日本のものには勝ちみが多い...
柳宗悦 「地方の民藝」
...簡素な健康なものにはいつも勝ちみがあります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...昔からの当り前な作りの方に勝ちみがあるでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...どうしても勝ちみがない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...それがわからない限り長屋の者に勝ちみはない」暫く歩いてから...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...足がこんなでは不意を覘(ねら)うほかに勝ちみはない」栄二はそう呟いて太息(といき)をついた...
山本周五郎 「さぶ」
...師範の淵辺十左衛門も勝ちみはないかもしれない...
山本周五郎 「花も刀も」
...こっちの勝ちみだからな」彼は全身のふるえを抑えようとし...
山本周五郎 「ひとごろし」
...こっちに勝ちみのないことはわかっている」六兵衛はまたあとじさった...
山本周五郎 「ひとごろし」
...おれの勝ちみはあいつをへとへとにさせることだけなんだぞ...
山本周五郎 「ひとごろし」
...ばらばらでは勝ちみがない...
山本周五郎 「風流太平記」
...下から襲われては、勝ちみはない、殆んど勝ちみはない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
便利!手書き漢字入力検索