...その処置(しょち)につき勘考中(かんこうちゅう)...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...そして結局自分の力では二進(にっち)も三進(さっち)も勘考がつかないと悟った雄太郎君は...
大阪圭吉 「石塀幽霊」
...一つ勘考して頂きたい...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...この処深く御勘考(かんこう)遊ばされ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...勘考(かんこう)仕(つかまつ)りますが...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...勘考致します」と...
直木三十五 「大岡越前の独立」
...勘考さるべきものでも翫味さるべきものでもない...
中原中也 「宮沢賢治の詩」
...私には又私だけの勘考も...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...親分は親分だけの勘考だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私の勘考でどうにもなりません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...思案も勘考も時によりけりよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...一つ俺は俺だけの勘考で捜してみようか」平次は大変なことをいい出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...月末の諸拂をあまり勘考しすぎたゆゑに手落とはなつたれど...
長谷川時雨 「おとづれ」
...少しは勘考して貰ひたい...
福澤諭吉 「明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説」
...御勘考(ごかんこう)なされて――」長崎屋は...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...「御先考様の記事中、酒屋云々(うんぬん)、徳利云々は、勘考するに、其頃矢張連島人にて、嵯峨(さが)御所の御家来に、三宅左近と申す老人有之、此人は無妻無子の壮士風の老人にて、京都在の嵯峨に住せり...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...敵の伏兵を勘考し...
吉川英治 「三国志」
...或いは日頃の人物に勘考(かんこう)して...
吉川英治 「新書太閤記」
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