...「兄貴はやっぱり勘がいいな...
太宰治 「新釈諸国噺」
...君は流石(さすが)に詩人だけあって、勘がいい...
太宰治 「パンドラの匣」
...どだい、勘がいいなんて、あてになるものじゃない...
太宰治 「渡り鳥」
...なんてお前さんは勘がいいんでしょう」お蝶は舌を巻いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...「盲目だね」「盲目にしてはおそろしく勘がいい」「梯子段から上って来て...
中里介山 「大菩薩峠」
...勘がいいと言っても盲目のことですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は勘がいいんです...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...所長は勘がいいのでお分かりでしょう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あまりに土地勘がいいためだろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...あまりに土地勘がいいためだろう...
山本周五郎 「青べか物語」
...おそろしく勘がいい」と歩きながら彼は呟(つぶや)いた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「おめえは利巧だし、勘がいいから、うん、きっと深川一の名妓になれるぜ」三「あんたもそう思ってくれて」「――思うともさ」半次は頷(うなず)いた...
山本周五郎 「風流太平記」
...角燈赤い谷戸(やと)の薬師の縁日の巷(ちまた)から、その晩、彼が帰ったのは、ずいぶん、遅かった――いつも、どんなに遅くなっても、寝もやらずに、彼の帰りを闇の家で待っている彼の母は、たいへん、勘がいいので、それらしい木靴の音が、狭隘(きょうあい)な路地を弾(はず)んで来るとすぐに、「トムかえ? ……」と、闇の中に坐りなおした...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...「……勘がいいなあ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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