...私は半ば動顛(どうてん)しながら...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...はっ! と再び動顛してまず眼についたは...
中里介山 「大菩薩峠」
...僕は僕に動顛する...
原民喜 「鎮魂歌」
...山川を動顛させた...
久生十蘭 「蝶の絵」
...この不思議な出来事のためにすっかり動顛してしまったものと見え...
久生十蘭 「魔都」
...火の中にたたきこんで下され」その虫は燠(おき)の上でぷちりと動顛(どうてん)した...
本庄陸男 「石狩川」
...家禄城地を召しあげられた当座の動顛(どうてん)のうちに...
本庄陸男 「石狩川」
...吉の言葉に動顛(どうてん)させられて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼の助手も動顛して...
W・W・ジェイコブズ 森郁夫訳 「井戸」
...死の恐怖で動顛(どうてん)したあの人数を抑えきることはできない...
山本周五郎 「さぶ」
...「梓と打合せたんだ」と私は動顛(どうてん)しながら云いました...
山本周五郎 「失蝶記」
...もしや動顛(どうてん)していはしまいか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...動顛(どうてん)して...
吉川英治 「大岡越前」
...首は曲者が持ち去った形跡でござります」「ウーム……」溝口伊予は動顛(どうてん)のあまり...
吉川英治 「剣難女難」
...とたんに動顛(どうてん)した彼のからだが...
吉川英治 「私本太平記」
...「動顛(どうてん)の余りつい忘れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...公卿すべても動顛のていだった...
吉川英治 「私本太平記」
...いまや動顛(どうてん)狼狽の極にあろう内裏の大宮人(おおみやびと)たちが――わけても後醍醐のご進退が――彼の胸にも想像されて...
吉川英治 「私本太平記」
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