...前後が動顛していたものと見え...
中里介山 「大菩薩峠」
...それと共に重なり合って動顛(どうてん)したけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...はっ! と再び動顛してまず眼についたは...
中里介山 「大菩薩峠」
...しばし口が利(き)けないで動顛しておりましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...動顛して腰も立たず...
久生十蘭 「湖畔」
...疲労にもう頭は動顛せんばかり! 四時間といふもの一つの成句すら得ずに空費しました...
北條民雄 「頃日雑記」
...火の中にたたきこんで下され」その虫は燠(おき)の上でぷちりと動顛(どうてん)した...
本庄陸男 「石狩川」
...家禄城地を召しあげられた当座の動顛(どうてん)のうちに...
本庄陸男 「石狩川」
...吉の言葉に動顛(どうてん)させられて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...動顛(どうてん)しくさって...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...それできのうは思いがけず愉しき動顛をいたしました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...動顛(どうてん)しているようすで...
山本周五郎 「古今集巻之五」
...「梓と打合せたんだ」と私は動顛(どうてん)しながら云いました...
山本周五郎 「失蝶記」
...もしや動顛(どうてん)していはしまいか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...彼は殆んど動顛(どうてん)した...
山本周五郎 「屏風はたたまれた」
...首は曲者が持ち去った形跡でござります」「ウーム……」溝口伊予は動顛(どうてん)のあまり...
吉川英治 「剣難女難」
...公卿ばらは動顛(どうてん)して...
吉川英治 「私本太平記」
...動顛(どうてん)して...
吉川英治 「私本太平記」
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