...氣(き)は動顛(どうてん)して...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...動顛(どうてん)して...
太宰治 「春の盗賊」
...ヴェリチャーニノフをひどく動顛させたのは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...つづいてはこの騷ぎに氣も動顛したこの家の主婦といった工合で...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...極度の狼狽(ろうばい)と動顛(どうてん)とを以て...
中里介山 「大菩薩峠」
...火の中にたたきこんで下され」その虫は燠(おき)の上でぷちりと動顛(どうてん)した...
本庄陸男 「石狩川」
...古い人間をそれだけ深く動顛(どうてん)させた...
本庄陸男 「石狩川」
...こういう変化は気を動顛(どうてん)させているのだろう...
本庄陸男 「石狩川」
...動顛(どうてん)したのは...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一年でも二年でもと云われて動顛した気持は私として忘られないお灸(きゅう)だから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しんからうれしさで動顛しているのですものねえ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...村の人たちは甚だしく動顛(どうてん)したときは...
柳田国男 「山の人生」
...四月に良人が倒れたときすっかり動顛(どうてん)してしまい...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...もしや動顛(どうてん)していはしまいか...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「あッ!」一角は動顛(どうてん)して後ろへ倒れたが...
吉川英治 「剣難女難」
...さすがにさっと血の気をなくして動顛(どうてん)したが...
吉川英治 「剣難女難」
...「動顛(どうてん)の余りつい忘れていた...
吉川英治 「私本太平記」
...老母は急に動顛(どうてん)したのであろうか...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??