...一つとして目あてなく動揺しないものはない中に...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...身体そのものは全く動揺しない...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...私は水の動揺しないようにしずかに靴を持ち上げておいて...
谷譲次 「踊る地平線」
...私の気持は少しも動揺しない...
外村繁 「落日の光景」
...人心が動揺しないわけにはゆきません――鯨ならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...兵馬も動揺しないわけにはゆかないでいると...
中里介山 「大菩薩峠」
...です――下の凝り固まりがいっこう動揺しないものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...これに動揺しない婦人は一人もあるべきはずでない...
中里介山 「大菩薩峠」
...動揺しない大地を踏みたいとねがっていた...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...彼はあらゆる虚妄に触れても動揺しない...
原民喜 「蠅」
...こんなことでは動揺しない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...この官が果して動揺しないかどうか...
本庄陸男 「石狩川」
...「霊魂はそれ自らの風に吹かれなければ少しも動揺しないものだ」とか...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...宇乃は少しも動揺しない眼で...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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