...提灯が動かない霧に据(すわ)ったままの趣ながら...
泉鏡花 「遺稿」
...そういう好意を受けると動かないではおれなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」ただその雲はじっと動かないでいることだけは事実であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...やはりその場は動かないで...
中里介山 「大菩薩峠」
...神戸氏がその術を授かりましたものであります……と長々しい口上があつて立ち合に及ぶと神戸は割棒の片々を立て片々を斜に向けて構へたが先が動かないので「飛び込んで來ないなと言ひながら...
長塚節 「撃劍興行」
...しかし何といっても動かないので...
夏目漱石 「道草」
...併(しか)し自分の家から通つて帳場を一寸も動かない金之助が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二人共お紋同樣晝から宵まで小屋を動かないと判つて居るので...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この港から動かないのだと船員から聞いて...
林芙美子 「浮雲」
...小さな姪の首の火傷に蠅は吸着いたまま動かない...
原民喜 「廃墟から」
...またもや何時間も動かないでいるのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...しっ! しっ! と追い立てるが一向に動かない...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その姿は動かないらしく...
マクドナルド George MacDonald 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...それまではぼくは動かないよ」「でももしきみの気のどくな頭が...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...まことに珍しく眺めて停留場へ来たら彼方に一台電車が留っていて動かないのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...打(ぶ)っつけても動かないように固くとじていた...
室生犀星 「陶古の女人」
...橇は錨かと思われるほどじつとして動かない...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...彼はいつまでも動かない彼女の顏を見詰めながら立つてゐた...
横光利一 「悲しみの代價」
便利!手書き漢字入力検索
