...「その内に弥勒寺橋(みろくじばし)の袂(たもと)へ来ると...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...弥勒あたりのくだらんところに下宿するよりいくらいいかしれない」「ほんとうですねえ...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒野(みろくの)の林の角(かど)で...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒野、才塚野(さいづかの)、君の採集にはさぞめづらしき花を加へたまひしならん...
田山花袋 「田舎教師」
...「弥勒(みろく)に一度つれて行ってくれたまえ」で...
田山花袋 「『田舎教師』について」
...盲目(めくら)の剣客と二人して隠れているこの弥勒寺長屋...
中里介山 「大菩薩峠」
...金のくつわをつけた馬勒(ばろく)を持っていました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...馬勒をかけたりして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...魔法の馬勒をはずしてやりました...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...彌勒は永久の次代の王者を意味し...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...殊(こと)に畏(おそ)れ多いが至尊で落飾された方々もこの弥勒の出世をあるいは入定したり...
南方熊楠 「十二支考」
...かく東洋では平等無差別の弥勒世界を心長く待つ迦葉と鶏足を縁厚しとし...
南方熊楠 「十二支考」
...蔵王権現は弥勒の化身と『義楚六帖』にいえば...
南方熊楠 「十二支考」
...手づから弥勒菩薩(みろくぼさつ)の座像を刻(きざ)みて其の胎内に彼(か)の絵巻物を納め...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この黴臭い匂いと樟脳に似た木の香(か)が弥勒様の木像の中で滲(し)み込んだものである事は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この弥勒がなしとげているのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...あるいは感じさせてもそこには柔らかい感じを欠くか(広隆寺弥勒)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...カラコルムを超えてカシュガル(疏勒)ヤルカンド(莎車)ホタン(和)あたりへ盛んに入り込んでいたことは...
和辻哲郎 「麦積山塑像の示唆するもの」
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