...迦葉(かしょう)山にある龍華院彌勒寺(りゅうげいんみろくじ)の末寺で...
石川欣一 「山を思う」
...そんな事から弥勒菩薩も今では一寸顔出しが出来なくなつたらしい...
薄田泣菫 「茶話」
...弥勒(みろく)に着いたころはもう十時をよほど過ぎた...
田山花袋 「田舎教師」
...清三は熊谷で会う友だちと行田で語る人々と弥勒で顔を合わせる同僚とをくらべてみぬわけにはいかなかった...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒(みろく)へと帰って来た...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒の野に静かに幼(おさ)な児(ご)を伴侶(はんりょ)としているさびしき...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒(みろく)ももうずいぶん古参(こさん)だから...
田山花袋 「田舎教師」
...弥勒寺長屋(みろくじながや)も本所のうちであったはず...
中里介山 「大菩薩峠」
...本所の弥勒寺長屋で米友から...
中里介山 「大菩薩峠」
...浄瑠璃寺の弥勒仏そっくりの顔をした由さんという六十ばかりになる常傭の植木屋と...
久生十蘭 「春の山」
...妻を責むると馬も豆食う時勒を去らにゃならぬと遣り込められたという...
南方熊楠 「十二支考」
...弥勒世尊、翅頭末(しとうまつ)城外(じょうがい)の金剛荘厳道場(こんごうしょうごんどうじょう)竜華菩提樹下(りゅうげぼだいじゅげ)で成道する...
南方熊楠 「十二支考」
...迦葉これに籠って仏衣を守り弥勒を俟つという(『大清一統志』三一九)...
南方熊楠 「十二支考」
...全く弥勒と迦葉の仏説に因った号と察する...
南方熊楠 「十二支考」
...蔵王権現は弥勒の化身と『義楚六帖』にいえば...
南方熊楠 「十二支考」
...弥勒謡(みろくうた)とて各声をあげて歌うたひ...
柳田国男 「海上の道」
...かつて本誌に載せていただいた「弥勒(みろく)の船」の結論の部分を...
柳田国男 「海上の道」
...三月堂の梵天・帝釈(寺伝日光・月光)や広隆寺の釈迦(弥勒?)などと共に...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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