...勇断を下す。...
...彼は勇断できる人物だ...
...今こそ勇断が必要だ...
...勇断をするには、冷静な判断が必要だ...
...彼女は、勇断を決めた時には、決して迷わないタイプだ...
...千鈞(せんきん)の力をもて勇断せしなるべし...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...それ故何としてもこの上大勇断を以て四億万の増収を謀らねばならぬが...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...自殺の勇断なき者を救う道はこの二者より外はない...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...ピグミーに向って勇断と果決と...
中里介山 「大菩薩峠」
...この坊さんのようにえらい勇断をする必要はない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...幕府の勇断によつて...
蜷川新 「天皇」
...その機智と勇断とを...
蜷川新 「天皇」
...勇断改法家なる江藤新平氏の面目は右の法令に躍如として現われている...
穂積陳重 「法窓夜話」
...これを江藤氏の勇断急進主義より推し...
穂積陳重 「法窓夜話」
...単なる古伝の祖述を超越した勇断であった...
柳田国男 「海上の道」
...それだけに勇断の気に欠けておいでなさる...
山本周五郎 「新潮記」
...多くは非常な勇断の下に家族制度の精神に背(そむ)いて...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...かなりな勇断と破格を示したものであった...
吉川英治 「剣の四君子」
...こう勇断を下して...
吉川英治 「三国志」
...然なり」と玄徳はこの一瞬に勇断を奮(ふる)って...
吉川英治 「三国志」
...そして、ひとりが、「まことに、ここひきつづいて、おもしろからぬことのみ、お耳にいれ、恐縮にござりまするが、いまは鎌倉の存亡にもかかわる大事と見えますれば、なにとぞ、ご勇断のもとに、さいごのおさしずを下したまわりたく」と、さしせまった地方情勢の険を、絵で画くように、わかりやすく、上聞(じょうぶん)にいれた...
吉川英治 「私本太平記」
...大局の動向を察したり勇断をもつ人ではない...
吉川英治 「私本太平記」
...今川義元の勇断を促(うなが)したのである...
吉川英治 「新書太閤記」
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