...勇往邁進(ゆうおうまいしん)せねばならぬ...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...不思議に勇気が出たもんや...
岩野泡鳴 「戦話」
...“Life mocks the idle hateOf his arch-enemy Death, ― yea sits himselfUpon the tyrant's throne, the sepulchre,And of the triumphs of his ghostly foeMakes his own nourishment.”―― Bryant.然り余は信ず余の救主(すくいぬし)は死より復活したまいしを、義人(ぎじん)を殺してその人死せりと信ぜし猶太人(ゆだやびと)のあさはかさよ、何ぞヒマラヤ山を敲(たた)いて山崩(くず)れしと信ぜざる、余が愛するものは死せざりしなり、自然は自己の造化を捨てず、神は己の造りしものを軽(かろん)ずべけんや、彼の体(たい)は朽(くち)しならん、彼の死体を包みし麻の衣(ころも)は土と化せしならん、しかれども彼の心、彼の愛、彼の勇、彼の節――ああもしこれらも肉とともに消ゆるならば、万有(ばんゆう)は我らに誤謬を説き、聖人は世を欺けり、余は如何(いか)にして如何なる体を以て如何なる処に再び彼を見るやを知らず、ただ“Love does dream, Faith does trustSomehow, somewhere meet we must.”―― Whittier.〔愛の夢想を我疑わじ何様(どう)か何処(どこ)かで相見んと〕しかれども彼は死せざるものにして余は何時(いつ)か彼と相会することを得るといえども彼の死は余にとっては最大不幸なりしに相違なし、神もし神なれば何故(なにゆえ)に余の祈祷を聴かざりしや、神は自然の法則に勝つ能わざるか、或は祈祷は無益なるものなるか、或は余の祈祷に熱心足らざりしか、或は余の罪深きが故に聞かれざりしか、或は余を罰せんがためにこの不幸を余に降(く)だせしか、これ余の聞かんと欲せし所なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...勇士たちの帰りを待ちかねていました...
海野十三 「怪塔王」
...私は甚だ嬉しい勇みたった気持だった...
田中英光 「箱根の山」
...それほどの潮条(しおすじ)があることを、犬はちゃんと心得て、まず木を流して潮時を見ておいて、それから筏(いかだ)をこしらえて載るというのが感心ではないか、それ以来、この潮時を別当汐(べっとうじお)と名づけるようになったという話がある」お前たちより犬の方が思慮もあり、勇気もあるから、心配するなというようにも聞えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一人は丸山勇仙...
中里介山 「大菩薩峠」
...勇気なるものは目的に達する方法であって目的でも動機でもない...
新渡戸稲造 「自警録」
...「足の勇」に化けて海原伯爵邸へ入り込ましたのです...
野村胡堂 「死の予告」
...末弟の孝治は青少年義勇隊に應じて...
林芙美子 「秋果」
...「勇気は失っていないようだな...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...私は常には極めて勇ましいにも係らず...
牧野信一 「青白き公園」
...お前は勇敢なロシナンテではなかったか!」私は鞍(くら)を叩(たた)きながら...
牧野信一 「ゼーロン」
...みな勇ましそうに働いた...
室生犀星 「童子」
...ただただ自分の大勇と武運と高邁な希望の成就とを確信して...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...やがてあなたのうちから勇ましく生れ出ようとしている若様のためにそれを贈り物とする以上に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...勇ましい行為をしたからといって必ずしも勇敢な人物だとは言えない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いくら勇を鼓(こ)してもだめだった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利!手書き漢字入力検索