...むしろ民衆の真の勃興にさまたげをなしていると言っても差し支えないようだ...
有島武郎 「広津氏に答う」
...だから勃凸とは札幌時代からの彼の異名ではない...
有島武郎 「骨」
...初めこそはこの不意打ちに飛び上らんばかり興じてゐた勃凸もやがて黙つた...
有島武郎 「骨」
...勃凸は体中が弾(はず)み上るやうな声を出して叫んだ...
有島武郎 「骨」
...独逸(ドイツ)がナポレオン戦争以後漸次勃興し...
大隈重信 「世界平和の趨勢」
...勃然として頭を擡(もた)げるのではないかと思う...
大隈重信 「文明史上の一新紀元」
...日清戦争後の企業熱勃興のために...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ルネツサンス直前の鬱勃たる擡頭力をこの地に認めると断言してはばからぬ人さへあつたではないか...
太宰治 「津軽」
...而(しか)してそれは尊王論の勃興が原因であり...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...秋本はその事件の勃発(ぼっぱつ)とともに女を捜しに上京して来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...プロレタリア文学は、その勃興当時、この新鮮な魅力を多分に持っていた...
豊島与志雄 「文学以前」
...私家書目の勃興――遂初堂書目・郡齋讀書志・直齋書録解題今一つの新現象は...
内藤湖南 「支那目録學」
...一天誅組がいよいよ勃発(ぼっぱつ)したのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...公方様の悪口なんぞを言やがって」一人は余憤勃々(よふんぼつぼつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...那勃烈翁三世機に乗じ...
蜷川新 「天皇」
...敵国の勃興以上に...
吉川英治 「三国志」
...鬱勃(うつぼつ)たる不満を抱いているお人なんで」「うむ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...またそれに伴って堺や山口のような都市が勃興し...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??