...而してどつちから引き寄せるともなく勃凸はおんつぁんの部屋に入りびたるやうになつた...
有島武郎 「骨」
...或る時勃凸が、店先でいきなり一冊の書物を土間にたゝきつけた...
有島武郎 「骨」
...おい凸勃、今夜こそお前のめんこい額さ舐めてやつから...
有島武郎 「骨」
...昌作は赤くなつた顔を勃(むつ)とした様に口を尖らした...
石川啄木 「鳥影」
...王勃所謂(おうぼついわゆる)...
泉鏡花 「一景話題」
...第二の革命が勃発する...
大隈重信 「日支親善策如何」
...事変勃発のとき日本へ避難させた妻子のところへ行って...
高見順 「いやな感じ」
...アルジェー反乱勃発の頃であった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...処々に一揆の勃発を見た...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...丁度演劇改良熱の勃興(ぼっこう)しつつあったおりで...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...この鬱勃たる人生が暮れてゆくのも俺の運命かも知れない...
林芙美子 「濡れた葦」
...諸方の人材の広く集まれる江戸においても実験科学の勃興に対して全く何等の事蹟もないというではないけれども...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...『本草』に掲げた馬勃は馬糞に似た胆子菌リコベルドン...
南方熊楠 「十二支考」
...以てガヤガヤ連の迷信の勃興を予防したなど...
南方熊楠 「十二支考」
...突如としてかかる対×国外交の硬化を象徴する事件の勃発を見たるは右××協商の経過が...
夢野久作 「暗黒公使」
...あの野心鬱勃(うつぼつ)たるおやじの中将綱誠(つなのぶ)が...
吉川英治 「江戸三国志」
...勃然(ぼつぜん)と怒って...
吉川英治 「三国志」
...またそれに伴って堺や山口のような都市が勃興し...
和辻哲郎 「鎖国」
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