...欝勃として抑ふべからざると共に...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...こつちに来い」と勃凸が居丈(ゐた)け高になつた...
有島武郎 「骨」
...われわれの心に鬱勃(うつぼつ)たる思想が籠(こ)もっておって...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...その戦争勃発(ぼっぱつ)一歩前の息づまるような恐怖を...
海野十三 「三十年後の世界」
...小野君は勇気勃々(ぼつぼつ)たる青年であって欧米の新智識を有し...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...これから明が勃興しようとしている頃のことであった...
田中貢太郎 「愛卿伝」
...ほんたうに戦争が勃発するかどうか...
種田山頭火 「其中日記」
...又は新意識の勃興かが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...旧意識の行きづまりや新意識の勃興は...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...社会大衆党は北支事変勃発と共に軍事行動に対して最も積極的な参加を党是として決定した...
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」
...公方様の悪口なんぞを言やがって」一人は余憤勃々(よふんぼつぼつ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...米友が勃然(ぼつぜん)として怒りをなしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...独逸と亜米利加とは国運勃興の徴候が見えている...
新渡戸稲造 「教育の目的」
...睾丸炎の勃発だつた...
牧野信一 「木枯の吹くころ」
...牛溲馬勃(ぎゅうそうばぼつ)...
南方熊楠 「十二支考」
...勃発のときの事情については...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...兄がどんな顔してこの勃発事を聞き...
吉川英治 「私本太平記」
...勃々たるもの決して汨没(こつぼつ)せざるなり...
吉田松陰 「留魂録」
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