...私はどうしてそれらの人を弾劾(だんがい)することが出来よう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...陛下に上奏してその政府を弾劾することも出来る...
大隈重信 「選挙人に与う」
...一年あまりして王は給諌の党から弾劾(だんがい)せられて免官になった...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「小翠」
...それぞれ曾の罪悪を上奏弾劾した...
田中貢太郎 「続黄梁」
...更に薩長彈劾の奏を上(たてま)つる...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...これが一日ベルリンのフィルハーモニーで公開の弾劾演説をやって無闇(むやみ)な悪口を並べた...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...神尾をして充分に能登守を弾劾させようとする策略があると言われても申しわけがありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...公の彈劾によらなければ罷免されない...
日本国 「新憲法の解説」
...その弾劾文の写しを手に入れていますから...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...桐渡派弾劾の連判書には...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...桐渡派とその弾劾派の争ひが世間の注目を惹いて...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...代議士候補桐渡一派を弾劾する様々な檄文を読みとつた...
牧野信一 「ダニューヴの花嫁」
...弾劾するのがすきだった...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ルイスヒェン」
...公の彈劾によらなければ罷免されない(七八)...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...耳にはいった」「内容も知っているのか」「まず聞こう」「私の弾劾だ」と周防が云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...朝廷へさし出した“義貞弾劾状(だんがいじょう)”であったのだろう...
吉川英治 「私本太平記」
...辞句にかざりもなく認(したた)めて突きつけた弾劾文(だんがいぶん)であったのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...努力等に対する弾劾(だんがい)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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