例文・使い方一覧でみる「労咳」の意味

...このままこの者にこうしたコツコツと身体を動かさずやる仕事をさせておいたなら間違いなく労咳（ろうがい）になる...
正岡容「小説　圓朝」

...そうでないところを歩かせたりすると気鬱からすぐ労咳になる... そうでないところを歩かせたりすると気鬱からすぐ労咳になるの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...労症労咳、繰り返していうようじゃが、命取りじゃ... 労症労咳、繰り返していうようじゃが、命取りじゃの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...俊は処女たりし時労咳を病んでの治を受けた... 俊は処女たりし時労咳を病んでの治を受けたの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...このままでゆくと労咳（ろうがい）になる危険が多分にあると思えた... このままでゆくと労咳になる危険が多分にあると思えたの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...明らかに労咳にかかっており... 明らかに労咳にかかっておりの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...それもおそらく労咳（ろうがい）であろうと... それもおそらく労咳であろうとの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...「私は気鬱症だと思います」「都合のいい言葉だ」と去定は云った、「高熱が続けば瘧（おこり）、咳が出れば労咳、内臓に故障がなくてぶらぶらしていれば気鬱症、――おまえ今日からでも町医者ができるぞ」登は構わずに反問した、「先生はどういうお診たてですか」「気鬱症だ」と去定は平気で答えた... 「私は気鬱症だと思います」「都合のいい言葉だ」と去定は云った、「高熱が続けば瘧、咳が出れば労咳、内臓に故障がなくてぶらぶらしていれば気鬱症、――おまえ今日からでも町医者ができるぞ」登は構わずに反問した、「先生はどういうお診たてですか」「気鬱症だ」と去定は平気で答えたの読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...労咳（ろうがい）病みの薬料から其の日其の日のお飯（まんま）... 労咳病みの薬料から其の日其の日のお飯の読み方
山本周五郎「お美津簪」

...一生浮かぶ瀬のねえ泥沼へ引きずり込んだなあ誰だ！　こんな労咳病みの体にしたなあ誰なんだ」「今更なんだね未練がましい...
山本周五郎「お美津簪」

...今では治る望みもない労咳を病む身となっている――... 今では治る望みもない労咳を病む身となっている――の読み方
山本周五郎「お美津簪」

...そのうえ病気は労咳（ろうがい）ということでございます」源太の妻からもれたのが... そのうえ病気は労咳ということでございます」源太の妻からもれたのがの読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...労咳などという病人では屋形の近くには置けない... 労咳などという病人では屋形の近くには置けないの読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...……彼が某藩の浪士で楯岡三左衛門という名であることや労咳も年が年だから...
山本周五郎「菊千代抄」

...……労咳を病みまして... ……労咳を病みましての読み方
山本周五郎「菊千代抄」

...どこも痛くもなんともないのに寝ているなんて辛いんですよ」「どこが悪いんだ」「労咳（ろうがい）でしょ...
山本周五郎「花も刀も」

...診断は労咳（ろうがい）ということだった... 診断は労咳ということだったの読み方
山本周五郎「柳橋物語」

...田舎（いなか）鍛冶っ』『労咳病（ろうがいや）み... 田舎鍛冶っ』『労咳病みの読み方
吉川英治「山浦清麿」

「労咳」の読みかた

「労咳」の書き方・書き順