...夫れで私自身が何等労働するの結果でもなく小作人から労働の結果を搾取する事は私の良心をどうしても満足せしめる事が出来なかつた...
有島武郎 「狩太農場の解放」
...自らも労働する人であつたのであります...
石川三四郎 「農民自治の理論と実際」
...食にあいたものと食につきたくて労働するものとのあいだに...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「青年に訴う」
...依て此厚着にて労働するが為めには実に労(つか)るる事多し...
関寛 「関牧塲創業記事」
...じっさい労働する人間は毎日真の独立のための閑暇をもたない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...あゝ勤勉に労働する処を見ると...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...「まさか労働するわけにも行くまいが...
徳田秋声 「足迹」
...彼らが労働する部分は皆鉄ででき上がっている...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...労働する身になつては...
ボレスラーフ、プルース 二葉亭四迷訳 「椋のミハイロ」
...徹夜労働する工員が居ることは知っていたが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...読書する事、労働する事、昼寐する事、酒を飲む事、何でも子供の時に親しく見聞きした事は自ら習慣となるやうである...
正岡子規 「病牀六尺」
...黒人諸民族が労働するのに適しない...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...労働の歌が労働するものの心を融合し統一した」と作者は楽観している...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...および労働する人々の希望が少しずる容れられてきたことであり...
柳田国男 「木綿以前の事」
...すなわち労働する者が慰労に飲まされる酒の意であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...人の労働する真ん中で...
横光利一 「夜の靴」
...それはただ労働するという姿にしか見えなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...一日中嬉しそうに労働するのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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