...ニ、善行を励む...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...生家(うち)はその村でも五本の指に数へられる田地持で、父作松と母お安の間の一粒種、甘やかされて育つた故か、体も孱弱(ひよわ)く、気も因循(ぐづ)で、学校に入つても、励むでもなく、怠(なまけ)るでもなく、十五の春になつて高等科を卒へたが、別段自ら進んで上の学校に行かうともしなかつた...
石川啄木 「赤痢」
...ひたすらに学問の道に励むこの若い女性の姿こそ...
石原純 「キュリー夫人」
...而(しか)してその間に精力と財とを蓄積して一歩一歩に目的に近寄ることを励むべきである...
大隈重信 「現代学生立身方法」
...一生懸命に仕事を励むだ...
薄田泣菫 「茶話」
...一生懸命に芸を励むので...
薄田泣菫 「茶話」
...幹は幹のつとめを励む...
薄田泣菫 「森の声」
...彼のために忠勤を励む心は...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...心を入れ替えて商売でも励むがよかろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忠勤を励む外には...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...忠孝を励むべき事……」と天下の掟を掲げた高札の真ん中に何者の仕業(しわざ)ぞ...
野村胡堂 「礫心中」
...娘お通の安否ばかり気にし乍らコツコツと仕事を励むのに対して...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...全国「尊攘を励むの士」に広く檄(げき)を飛ばして三田尻招賢閣(みたじりしょうけんかく)を根拠とした再起運動の一から十までがことごとく失敗に帰していった...
服部之総 「尊攘戦略史」
...自らもまた此上なく楽しく励むことが出来...
牧野信一 「舞踏学校見物」
...長く年を重ねて忠勤を励むやうにと...
松本幸四郎 「大森彦七と名和長年」
...賞められてうれしくて一層へりくだって励むというのとは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...代りに早坂に出て貰うが、いいなら、おつとめ励むよ...
横光利一 「旅愁」
...子どもが剣道を励むのを...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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