...また熱心にこれを励ました...
石原純 「ロード・ラザフォード」
...もしも帆村が一段と声を励まして気を引立ててやらなかったら...
海野十三 「蠅男」
...――と私は私を励ましてゐる...
種田山頭火 「松山日記」
...一同を励ましながら進みました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...非常に勇気がいるような気がして自ら自分を励ましながら...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...どんなに慰めても励ましても...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...校長までが出張つて皆の練習を励ましてゐた...
牧野信一 「月下のマラソン」
...励ましてやることができるだろう...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...(――とはいえ、それでは越前守様お心にそむき、まちがえば、北町奉行の手にあげられて、取返しのつかぬことにもなる!)こころを鬼に、励まし合って、ついに今夜――たった今、ふたりは、江戸橋自身番の内へ、ひとまず縄付として、お袖の身を、土間へ引きすえたのであるが、さて、非情有情こもごもに、胸へせまって、しばしは、面(おもて)をあげる気力もなかった...
吉川英治 「大岡越前」
...宗矩は夜を日についで馬を励まし...
吉川英治 「剣の四君子」
...口々には励ましたが...
吉川英治 「三国志」
...降将(こうしょう)張を、偏将軍都亭侯(へんしょうぐんとていこう)に、高覧を同じく偏将軍東莱侯(とうらいこう)に封じ、「なお、将来の大を期し給え」と、励ましたから、両将の感激したことはいうまでもない...
吉川英治 「三国志」
...かならず国を失わぬように励まして賜(た)もれ...
吉川英治 「三国志」
...評議はその上のことでいい」と、励ました...
吉川英治 「三国志」
...彼ら自身が立派に励ましあい...
吉川英治 「新書太閤記」
...それらの若い学徒を励まして...
吉川英治 「新書太閤記」
...その若者たちを励ましてくれい...
吉川英治 「新書太閤記」
...正儀を励ましている様子であった...
吉川英治 「日本名婦伝」
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