...私たちを励ましたり...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...自分を励ましたが――そう思う次の瞬間に...
直木三十五 「南国太平記」
...そのとき三津井は青ざめた彼を励ましながら...
原民喜 「壊滅の序曲」
...」学士は声を励まして云った...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...定信起(た)てり、先づ従来の弊政を矯(た)め、文武を励まし、節倹を勤め、以て回復を謀(はか)れり...
山路愛山 「頼襄を論ず」
...ストリンドベリイの「青巻」は大変に予を力づけ、励まして呉れる...
山本周五郎 「青べか日記」
...彼を支え、彼を励まし、彼を愛情で包み、生きるちからを与えてやるのは、自分を措(お)いてほかにはない...
山本周五郎 「おばな沢」
...劬(いたわ)り励まして...
山本周五郎 「やぶからし」
...家兄か」玄徳は、声を励まして、「誰が、いつ、そちに向って、呂布どのを殺せといいつけたか...
吉川英治 「三国志」
...いかに励ましても崩れ立つばかりで」息をあえぎながら叫んだ...
吉川英治 「三国志」
...諸将は声を励まして...
吉川英治 「三国志」
...かくて魏蜀戦えば戦うほど、呉の強大と国力は日を趁(お)うて優位になるばかりなので、宿老張昭はかたく、兵をいましめ、産業を興し、学校を創(た)て、農を励まし、馬を養って、ひたすら、他日にそなえながら、一面、特使を蜀へ派して、なおなお善戦を慫慂(しょうよう)していた...
吉川英治 「三国志」
...寺部へ!」口々に云って励まし合ったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...――其女(そなた)は後に残って、皆を励まし、賑わしてな、元気に出してやってくれ、叔父どのを」「畏まりました...
吉川英治 「新書太閤記」
...残る人々を励まして...
吉川英治 「新書太閤記」
...良人(おっと)の素志(そし)を励ましたことなどは――彼女自身はおくびにも語ったことはないが...
吉川英治 「新書太閤記」
...明け暮れ慰めもし励ましもしてやろうものをと...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
...この和合団体の内にあって互いに刺激し励まし助け合う時に...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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