...去年の夏、山奥で大きな劫火があって、多くの木々が焼けてしまった...
...劫火で家を失った人々には、さまざまな支援が必要だ...
...この地域は、昔から劫火が多く、火災対策がとても重要だ...
...劫火のニュースを聞いて、心配になった人も多いだろう...
...「劫火」とは、山火事や森林火災などで、燃え広がる火を指す熟語です...
...電火、地火、劫火(ごうか)、敵火、爆火、手一つでも消しますでしゅ、ごめん...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...富田一族は震災と戰災の二度の劫火で全滅した...
心猿 「九月朔日」
...この門前の椿岳旧棲(きゅうせい)の梵雲庵もまた劫火(ごうか)に亡び玄関の正面の梵字の円い額も左右の柱の「能発一念喜愛心」及び「不断煩悩得涅槃(ねはん)」の両聯(れん)も...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...複製して暑中見舞として知人に頒(わか)った椿岳の画短冊は劫火(ごうか)の中から辛(かろ)うじて拾い出された椿岳蒐集の記念の片影であった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...この劫火のうちの...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...嗚呼劫火烱然として一たび輝けば...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...劫火(ごふくわ)も之れを燬(や)く能はず...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...一つは劫火(ごうか)の反映で永久に青ざめている...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...古金屋の劫火に焼かれてしまったのでしょう...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...この劫火の中からお救い申した観音様は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...潜り抜けて来た焔の壁――江戸を焼き立てている紅蓮の劫火を顧みて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...幸いその辺は劫火を免れたという半蔵門外の上屋敷に駆け付けて...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...劫火(ごふくわ)の餌食になることでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この歯朶も恐らく劫火のなかに生命を保つて来たものだらう...
原民喜 「火の踵」
...そうしてついに大正十二年の劫火(ごうか)に遭(あ)って...
柳田國男 「地名の研究」
...ドライな人心が演じる乾いた戦いはこうも劫火なものになるという必然を太平記は書きつくして余りがない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...殺戮(さつりく)を照らす劫火(ごうか)の巷(ちまた)とを...
吉川英治 「随筆 新平家」
...それが地獄の劫火に焚かるべき罪であろうとも...
和辻哲郎 「『偶像再興』序言」
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