...ツイ外(そと)へ出(で)るのが億劫(おっくう)で仕方(しかた)がないのでした...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...それで当然の帰結として永劫観念は根拠のないものだということになり...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...遠き海洋(わだつみ)の劫初の轟きが籠つて居るといふ...
石川啄木 「雲は天才である」
...千代子が轉居の問題の起る毎に億劫がるのは...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...10.或種の人種は他の人種のために勞働すべく永劫かけて運命づけられてゐるといふ主張をば...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...何をするのも億劫(おっくう)で頓(とみ)には姿勢を変える気にもなれぬのであった...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...劫初このかた絶えまなき無限のあらし吹過ぎて野は一叢の露深く世は北の墓高く...
土井晩翠 「天地有情」
...歴史は永劫の非歴史的な回帰である...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇我今見聞得受持 願解如来第一義それから声が高くなって...
豊島与志雄 「霊感」
...未来永劫(えいごう)...
中里介山 「大菩薩峠」
...その前とあととに続く無限の大永劫(だいえいごう)の中に没入していることを思え...
中島敦 「悟浄出世」
...劫風の将去るに委順するに任すを得るのである...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「幻想交響曲」や「ファウストの劫罰」を作って近代音楽の基礎を築き上げた...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...地球の劫初と共に始まり...
萩原朔太郎 「宿命」
...選り出すのがちと億劫ではあるけれど...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...吉田光由がかつて『塵劫記』の寛永十八年版において十二の問題を出して解答を求めてから...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...微塵劫を超過すれども...
三木清 「親鸞」
...永劫の死に閉ざされた大陸で...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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