...つやは加治木(かじき)病院というその病院の看護婦になっていた...
有島武郎 「或る女」
...葉子はわずかばかりな荷物を持って人力車で加治木病院に送られた...
有島武郎 「或る女」
...(二)、温泉并に井水の異状【地震以外の噴火の前兆】鹿兒島造士館篠本講師に宛たる加治木中學校長田代善太郎氏の通信によれば、加治木温泉は一月七日頃より温度を増加し、又加治木、國分附近の井水は其の水量増加せりと...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...北方に於ても國分村以東は厚さ四寸に達せるも加治木附近にては厚さ二寸...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...即ち今の大隅國姶羅郡加治木郷なりとす...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...加治木玄白斎(かじきげんぱくさい)で...
直木三十五 「南国太平記」
...「加治木老先生、拙者は、島津豊後、用人、飽津平八と申します...
直木三十五 「南国太平記」
...お明かし申そうが――加治木玄白斎殿が...
直木三十五 「南国太平記」
......
直木三十五 「南国太平記」
...某、国越えの時、秋水党と申す、軽輩の若者共が、斬込みに参りましたし、江戸よりは、三組の刺客が出ました由、長田兵助より知らせて参っております」「わしも聞いた」「その上に、某の老師、加治木玄白斎が、延命の呪法を行っておりましょう...
直木三十五 「南国太平記」
...お願いがござります」「うむ」「加治木玄白斎殿より...
直木三十五 「南国太平記」
...第一に、加治木玄白斎が、牧の修法を妨げております...
直木三十五 「南国太平記」
...部屋の壁には、青地に四印曼荼羅(まんだら)を描いた旗と、蓮華広大曼荼羅を描いたものとを掛けて、飯食を供し、旛(はた)の上方には、加治木玄白斎が、自分の血で、三股金剛杵を描き、その杵の中に、一宇頂輪の真言を書いた...
直木三十五 「南国太平記」
...加治木玄白斎は、白衣をつけて、暫く、座所で瞑目してから、塗香を、三度ずつ頂いて、額と胸とへ塗りつけた...
直木三十五 「南国太平記」
...加治木玄白斎は、疲労と、風邪と、その熱とで、白い中に埋まって、臥っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...大隅国加治木(おおすみのくにかじき)に長念寺(ちょうねんじ)という寺がある...
本田親二 「□本居士」
...大隅(おおすみ)加治木(かじき)の有名な天ノシ山とよく似ている...
柳田國男 「地名の研究」
...大隅国加治木説教場主任を兼ね...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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