...T丈(だ)けはその仲間に加わらないで...
江戸川乱歩 「算盤が恋を語る話」
...罷工に加わらない工場へさそい出しにいったりして...
大杉栄 「日本脱出記」
...ことしの夏休みは合宿に加わらないつもりだったから...
太宰治 「正義と微笑」
...夕飯の席に加わらないことが余りつづくと...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そうして外部からわがままな無理押しの加わらない事が緊要である...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...ただ二人だけその陰謀に加わらないものがあっただけだった...
コナンドイル 三上於莵吉訳 「グロリア・スコット号」
...その日は道太は加わらないことにしてしまった...
徳田秋声 「挿話」
...勝利にならないうちは用心して戦闘に加わらないで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...毎年死んでいく百人の仲間に加わらないで済んだことを感謝しつつ...
中島敦 「悟浄出世」
...どうせ無関係な第三者がひとの艶書のぬすみ読みをするときにこっけいの興味が加わらないはずはないわけであるが...
夏目漱石 「手紙」
...意力の加わらない...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...良教科書『精要算法』の著作もこの人の力が加わらないでは出現し得ないのであったろう...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...読む吸収力が加速度に加わらないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...スタティウスがブルートゥスからカエサルに対する陰謀に加わらないかと勧められた時の答もまた...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...信仰と神の恩寵とがこれに加わらないかぎり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ソーントンまでもそれに加わらないではいられなかつた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...――貴公が加わらない事は...
吉川英治 「死んだ千鳥」
...彼の力の加わらないものは殆んどないと云ってよい...
和辻哲郎 「鎖国」
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