...加ふるに此時に当りて西海に走れる平軍は...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...(後略)*(前略)昨年は無経験に加ふるに...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...加ふるに去月十日より風邪(かぜ)の気味にて三週間ばかりぶらぶらし...
相馬泰三 「新らしき祖先」
...加ふるに幼(をさなき)より詩歌(しいか)數寄の道に心を寄せ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...重ねて禁遏を加ふ可きの由...
太宰治 「右大臣実朝」
...こなたアカイア軍勢はその陣營に兵加ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その胸中に蚊蚋の持てる不屈の勇加ふ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...僞盟の者に加ふべき禍害のすべて悉く神明われに下せかし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...歸來直に帝國黨の政綱に宗教事項を加ふるの必要を唱へたる如き愚論家なり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下の名誉に於て又何の加ふる所ぞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...氏の位地安全なるが為に東京の市政に何の加ふる所あるを見ざらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...説者は初九初六皆漢人の加ふる所といへども...
内藤湖南 「易疑」
...古典學の全體の組織には何等の加ふる所がなかつたのである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...刑以て之に加ふ可からず...
蜷川新 「天皇」
...一語の之に加ふ可きものがない...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...然り而して待遇厚きを加ふるごとにわが帰思最も切なり...
正岡子規 「従軍紀事」
...無趣味なる連歌に趣味を加ふる能はず...
正岡子規 「古池の句の弁」
...問題は一層の暗黒を加ふる感がある...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
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