...今は一門の栄華を誇りて却て彼等に加ふるに痴人猶汲夜塘水の嘲侮を以てするを見る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...靴の踵を馬の脇に加ふれば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...加ふるに、火のない室で、指先が凍つて了ひ、是まで書く中に筆を三度取落した位ですから、唯だ冗長になるばかりで、文章も拙く、書體も亂れて、嘸ぞ御讀みづらいでありませう...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...我に無禮を斯く加ふ』352 青春にして死すべき運命すでに定る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...敢て張膽明目して精嚴なる道徳上の批評を加ふるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...氏の位地安全なるが爲に東京の市政に何の加ふる所あるを見ざらむ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...加ふるに鳩山和夫...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...閣下の名誉に於て又何の加ふる所ぞ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...加ふるに根気よく奮闘を継続して毫も休止しない所は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...徒らに博洽を誇りしにあらざることを知るに及びて益々其の貴さを加ふべし...
内藤湖南 「敬首和尚の典籍概見」
...古典學の全體の組織には何等の加ふる所がなかつたのである...
内藤湖南 「支那古典學の研究法に就きて」
...渡辺省亭(わたなべせいてい)を加ふるものあり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...加ふるに悋気(りんき)を慎(つつし)まば妓となるとも人に愛され立てられて身を全うし得べし...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...一語の之に加ふ可きものがない...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...彼は惡を行ふ者の加ふるすべての害惡を耐忍ぶであらう...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...(略)但(ただし)特色は日を逐(お)ふて多きを加ふ...
正岡子規 「墨汁一滴」
...この脚本に解釈を加ふることあるべし...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...加ふるに石南(しやくなん)の蟠屈(ばんくつ)と黄楊(つけ)の繁茂(はんも)とを以てし...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
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