...今までのお前の名誉と、功績と、誇りとの凡てを捨てて私に立ち帰れ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...殊に当時猛訓練と軍事学の研究に依って軍隊の精鋭に満腔の自信を持っていたフリードリヒ大王には世人を驚嘆せしむる戦功を立てしめたのである...
石原莞爾 「戦争史大観」
...日露戦争に参加して抜群の功績を挙げた露語通訳官の多くは二葉亭の薫陶を受けたものであった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その事物の性格を否定することに成功するであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...功名を懐ふものは伯の旗下に集らなかつた...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...成功した友だちの回りでわあわあと叫んでいます...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...西郷の功だ」「うむ...
中里介山 「大菩薩峠」
...木村氏の功績を表するがために...
夏目漱石 「学者と名誉」
...神功皇后の摂政の時代に...
蜷川新 「天皇」
...誰に比較して誰の功業に等しきものをなさばこれに満足すべきや...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...よし成功はしない乍らも...
二葉亭四迷 「余が翻訳の標準」
...田畑に害ある諸動物を除く偉功を認めかく敬わるるは当然だといった(アストレイ...
南方熊楠 「十二支考」
...内親王と結婚をして今後も地位の保証を得たいという功利的な考えからしきりにお許しを乞(こ)うているのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...千部経といって同じお経を一ぺんに千部読んでもらうと功徳があるというが...
柳田国男 「故郷七十年」
...此町の功勞者某の爲の祭といふが...
柳田國男 「祭禮名彙と其分類」
...私が芸術家として成功した時でしょう」彼はこう云いながらウイスキーを飲んだ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...仁和寺(にんなじ)の行幸(みゆき)競馬に一瞬の功を夢み...
吉川英治 「随筆 新平家」
...こうして公許の貿易は遂に成功しなかったのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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