...二葉亭は終に力負け根(こん)負けがして草臥(くたび)れてしまった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...力負けがしてくると大焦(おおあせ)りに焦って...
海野十三 「崩れる鬼影」
...どんな事があつても他人(ひと)に力負けはしなかつたといふが...
薄田泣菫 「茶話」
...一時(いっとき)力負けがして...
中里介山 「大菩薩峠」
...つまり自分が力負けをしたものに過ぎない...
中里介山 「大菩薩峠」
...とうとう力負けがしてしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...拍子抜けというよりも力負けなんでしょう...
中里介山 「大菩薩峠」
...正直のところ力負けがしてしまいましたような儀でげす」「いや...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分ながら力負けがして...
中里介山 「大菩薩峠」
...然し読書人は得て力負けがする...
別所梅之助 「石を積む」
...古く驢と牛を(あわ)せ耕すを禁じ(驢が力負けして疲れ弱りまた角で突かれる故)...
南方熊楠 「十二支考」
...」気力負けして、足下の砂地に澤が視線を落した隙を見て、余程たってから養子の方が口を切った...
水上滝太郎 「九月一日」
...あまりに気張りすぎて力負けがしていること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...お延の魅力に力負けがして...
吉川英治 「剣難女難」
...力負けした小文治は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...力負けしたように...
吉川英治 「新書太閤記」
...力負けしたように...
吉川英治 「新書太閤記」
...自分で力負けを覚えかけて来た頃...
吉川英治 「宮本武蔵」
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