...初めてその障害が全く力を失うのである...
石原莞爾 「最終戦争論」
...私のまだいろいろな功利的な不純な心の働きが力を失うまでには間がありました...
伊藤野枝 「「別居」について」
...その人間は視力を失うという...
海野十三 「海底大陸」
...彼女がグッタリ抵抗力を失うと...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...有機物は次第に分解変化して効力を失うであろうから...
寺田寅彦 「鐘に釁る」
...封建社会はその活力を失うて...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...この歴史性を離れれば悲劇はもはや悲劇としての圧力を失うのであり...
戸坂潤 「思想としての文学」
...もはや対社会的な指導力を失う時だ...
戸坂潤 「読書法」
...その放縦の芽が伸びる力を失うのみならず...
中里介山 「大菩薩峠」
...実験は、全く類似していない実例に転移されるとき、その力を失う...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...事実上効力を失うたものであると論じた...
穂積陳重 「法窓夜話」
...「さようか、――もう世間が白んで見れば貴様を狙う、鵜(う)の目鷹(たか)の目は、却(かえ)って、視力を失う頃だ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...邪視力を失うので...
南方熊楠 「十二支考」
...女王睨めば敵蛇皆力を失う...
南方熊楠 「十二支考」
...視力を失うほど生活とたたかい...
宮本百合子 「衣服と婦人の生活」
...二つともに迫力を失うので...
室生犀星 「陶古の女人」
...かえって真の徳義がはなはだしく本来の力を失うからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...力を失うにちがいない...
吉川英治 「新書太閤記」
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