...硯友社がメキメキ文壇に勢力を伸して行ったのはこれらの多数の応援隊の社会的潜勢力に負う処が少なくなかったのである...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...小野君等が憲政のために尽した努力に負うところ尠(すく)なからずというても強(あなが)ち過言ではあるまいと信ずるのである...
大隈重信 「東洋学人を懐う」
...この放縦無頼(ほうじゅうぶらい)のウスノロのマドロスの力に負うところが無いとは言えない状態なのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...最も基礎的な意味に於て精神の此の能力に負うてゐることを...
中島敦 「かめれおん日記」
...それらの諸氏の努力に負う所が多いといわねばなりません...
柳宗悦 「民藝四十年」
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