...うでには大きな力こぶのある強そうな人たちばかりです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...力こぶをさえいれていたのであった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...こっそり力こぶいれていたのである...
太宰治 「新樹の言葉」
...周さんの勉強にあれほど力こぶをいれていた藤野先生にも...
太宰治 「惜別」
...力こぶをいれてゐるものらしい...
太宰治 「津軽」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...「海水着少女」は見るほうでも力こぶがはいる...
寺田寅彦 「昭和二年の二科会と美術院」
...同郷の学生たち一同とともに同郷の力士国見山のためにひそかに力こぶを入れて見物したものである...
寺田寅彦 「相撲」
...中学時代にはよく「おれは何々主義だ」と言って力こぶを入れることがはやった...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...これらの所説は畢竟(ひっきょう)するに人間霊魂非不滅論に導くべき前提としてルクレチウスのかなり力こぶを入れているところであるらしく見える...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...本家の文部省の思想対策とはあまり関係のないことに力こぶを入れているのだが...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...判り切ったことに力こぶを入れることのように見えるが...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...水泳に力こぶを入れた...
中谷宇吉郎 「ものは考えよう」
...精一氏あたりが力こぶを入れて...
野村胡堂 「胡堂百話」
...節々に力こぶを入れていたが...
水野葉舟 「北国の人」
...それ以上の力こぶは入れても事情は改善されぬと見きわめないと徒らな精力を消耗するのです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...俺も百姓になるんだなんぞと無駄な力こぶを入れるのは止しな...
三好十郎 「斬られの仙太」
...頼むぞ」と望楼の上で力こぶを入れている主人の期待が多大にかけられている...
吉川英治 「江戸三国志」
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