...向象賢はその劈頭(へきとう)第一に...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...しかして旧約聖書はその教訓部の劈頭(へきとう)に異邦人の心的経験を記載して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...例へば第一歌劈頭近くにアカイアと發音したものは...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...之によって何故に幾何学を解析的に分類することが非本質的であるかという劈頭の問題も自ら解決されるのである(一を見よ)...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...(廿九年五月)最近の板垣伯其一 劈頭の喝破曾て自由神の化身として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として」の言葉をもって我が国立国会図書館法はその劈頭を飾っている...
中井正一 「国立国会図書館について」
...劈頭の文句が次のようなものであった...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...(つゞく)四 軍国主義(三)開戦の劈頭(へきとう)から首都巴里(パリー)を脅(おびや)かされやうとした仏蘭西(フランス)人の脳裏には英国民よりも遥(はるか)に深く此(この)軍国主義の影響が刻み付けられたに違ない...
夏目漱石 「点頭録」
...まず劈頭に出現したのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...芭蕉自らこの句を以て自家の新調に属する劈頭(へきとう)第一の作となし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...劈頭(へきとう)第一にお登和さんのお料理を御両親へ差上げるのは至極好かろう...
村井弦斎 「食道楽」
...」「劈頭(へきとう)第一に小言を食わせるなんぞは驚いたね...
森鴎外 「かのように」
...先ず劈頭(へきとう)のヒットを祝するつもりで一杯傾けるかナ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...ところでだ……まず劈頭(へきとう)第一に一つの難解を極めた謎々をタタキ付けて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...まず劈頭(へきとう)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...劈頭(へきとう)早くも甚だおもしろからぬ顔つきが露骨だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...孔子はシナ思想史の劈頭に立っているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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