...それから昨年余の岩波講座に執筆したる『明治哲學の囘顧』には劈頭第一に西周氏を擧げて論じたのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...向象賢はその劈頭(へきとう)第一に...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...劈頭第一に異邦の地名を掲げ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...しかして旧約聖書はその教訓部の劈頭(へきとう)に異邦人の心的経験を記載して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...劈頭(へきとう)の「汝らのみまことに人なり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...まず劈頭(へきとう)において...
海野十三 「地球要塞」
...劈頭(へきとう)の犠牲者法医学界の一権威宗像隆一郎(むなかたりゅういちろう)博士が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...劈頭(のっけ)に姉を訪ねたとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...――併しフランシス・ベーコン自身はその論理学(Novum Organum)の劈頭に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...(廿九年五月)最近の板垣伯其一 劈頭の喝破曾て自由神の化身として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...分(ぷん)にならるる娵(よめ)の仕合(しあはせ)利牛はんなりと細工に染る紅うこん 桃鄰鑓持ちばかり戻る夕月 野坡という劈頭に引用されている『炭俵』の一節からは...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...なんちゅ愚(ぐ)な事です」と劈頭(へきとう)一番にやり込める...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...劈頭(はな)から踏込んで縛るのに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まず劈頭(へきとう)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...【十】 呉家の血統に関する謎語劈頭(へきとう)に掲げし四項の談話中...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...また一尊霊をなぐさめ奉ることとも存じて……かくは今日」と劈頭(へきとう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...孔子はシナ思想史の劈頭に立っているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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