...それから昨年余の岩波講座に執筆したる『明治哲學の囘顧』には劈頭第一に西周氏を擧げて論じたのである...
井上哲次郎 「「西周哲學著作集」序」
...劈頭第一に異邦の地名を掲げ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...劈頭まず改進党をはじめとする対外硬六派連合の弾劾上奏案が上程され...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭(へきとう)の手紙の全文から立ちのぼる女の「なま」な憎悪感に就いては...
太宰治 「女の決闘」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...彼れ自(みずか)らその猛気を用いたる劈頭(へきとう)に加えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...(廿九年五月)最近の板垣伯其一 劈頭の喝破曾て自由神の化身として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...劈頭の文句が次のようなものであった...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...劈頭(へきとう)から...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...心のうちで劈頭(へきとう)に「まさか」と叫んだ彼は...
夏目漱石 「明暗」
...劈頭(はな)から踏込んで縛るのに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...将(はたま)た延期すべきやは第一帝国議会の劈頭(へきとう)第一の大問題となった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...たしかに弘雄の顔だ!」四一九〇五年劈頭――ポートマク・スタディアムに挙行された三大学蹴球試合の当日は...
牧野信一 「サクラの花びら」
...」「劈頭(へきとう)第一に小言を食わせるなんぞは驚いたね...
森鴎外 「かのように」
...劈頭(へきとう)の敬意を表せざるを得ざるものなり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能という名前「能」を説明しようとする劈頭第一に「能」という言葉の註釈からして行き詰まらねばならぬ...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...劈頭(へきとう)第一に掲げなければならぬのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...こんなでたらめな状態が自分の理想した幕府の劈頭(へきとう)にやって来たかとおもうと...
吉川英治 「私本太平記」
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