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芥川龍之介 「廿年後之戦争」
...劈頭(へきとう)第一に不可知的を説いているということを考えて...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...劈頭に工藤行幹が立って質問し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...例へば第一歌劈頭近くにアカイアと發音したものは...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...こゝに劈頭にしかも最も長く説かれしも後の卷々における其行動は微々たり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...劈頭(のっけ)に姉を訪ねたとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...劈頭の文句が次のようなものであった...
中谷宇吉郎 「英国の物理学界と物理学者」
...開会劈頭ラサフォード卿は...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...それは「文芸戦線」第四巻第三号の社説の劈頭にかゝげられた「芸術の社会的役割」の一と二とについてである...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...将(はたま)た延期すべきやは第一帝国議会の劈頭(へきとう)第一の大問題となった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...」「劈頭(へきとう)第一に小言を食わせるなんぞは驚いたね...
森鴎外 「かのように」
...「安井では仲平におよめを取ることになりました」劈頭(へきとう)に御新造は主題を道破(どうは)した...
森鴎外 「安井夫人」
...それを劈頭(へきとう)第一に叱られたのが前記の通り梅津朔造氏であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...劈頭(へきとう)第一に内報を受けましたのは小生妻ノブ子の名前でありました...
夢野久作 「暗黒公使」
...ところでだ……まず劈頭(へきとう)第一に一つの難解を極めた謎々をタタキ付けて...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...劈頭(へきとう)第一に掲げなければならぬのは...
夢野久作 「鼻の表現」
...こんなでたらめな状態が自分の理想した幕府の劈頭(へきとう)にやって来たかとおもうと...
吉川英治 「私本太平記」
...劈頭(へきとう)早くも甚だおもしろからぬ顔つきが露骨だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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