...まず劈頭(へきとう)において...
海野十三 「地球要塞」
...果して十日は劈頭から議場が沸騰し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭に工藤行幹が立って質問し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭(へきとう)の手紙の全文から立ちのぼる女の「なま」な憎悪感に就いては...
太宰治 「女の決闘」
...劈頭(のっけ)に姉を訪ねたとき...
徳田秋声 「あらくれ」
...彼れ自(みずか)らその猛気を用いたる劈頭(へきとう)に加えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...実に思いがけなく今明治四十四年の劈頭(へきとう)において...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...そして事実この後の場合に相当するものを吾々は「感性論」の劈頭に発見する...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...(廿九年五月)最近の板垣伯其一 劈頭の喝破曾て自由神の化身として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...開会劈頭ラサフォード卿は...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...彼は座につくと劈頭(へきとう)第一に「画(え)はどうかね」と口を切った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...将(はたま)た延期すべきやは第一帝国議会の劈頭(へきとう)第一の大問題となった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...芭蕉自らこの句を以て自家の新調に属する劈頭(へきとう)第一の作となし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...」「劈頭(へきとう)第一に小言を食わせるなんぞは驚いたね...
森鴎外 「かのように」
...まず劈頭(へきとう)に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...【十】 呉家の血統に関する謎語劈頭(へきとう)に掲げし四項の談話中...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...能という名前「能」を説明しようとする劈頭第一に「能」という言葉の註釈からして行き詰まらねばならぬ...
夢野久作 「能ぎらい/能好き/能という名前」
...劈頭(へきとう)左の如く論じ出しました...
夢野久作 「鼻の表現」
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