...劈頭(へきとう)の犠牲者法医学界の一権威宗像隆一郎(むなかたりゅういちろう)博士が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...例へば第一歌劈頭近くにアカイアと發音したものは...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...劈頭(へきとう)の予言者にあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼れ自(みずか)らその猛気を用いたる劈頭(へきとう)に加えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而も極めて明白に喝破したる劈頭語なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として」の言葉をもって我が国立国会図書館法はその劈頭を飾っている...
中井正一 「国立国会図書館について」
...劈頭(へきとう)から...
中谷宇吉郎 「『西遊記』の夢」
...分(ぷん)にならるる娵(よめ)の仕合(しあはせ)利牛はんなりと細工に染る紅うこん 桃鄰鑓持ちばかり戻る夕月 野坡という劈頭に引用されている『炭俵』の一節からは...
中谷宇吉郎 「民族的記憶の名残」
...劈頭(へきとう)にお秀が顔を出したばかりか...
夏目漱石 「明暗」
...Everyman's Libray のPoe's Tales of Mystery and Imaginationの編者の序文の劈頭(へきとう)に...
平林初之輔 「ブリユンチエールの言葉について」
...かくて、「文芸戦線」の第二回テーゼは、劈頭の一句より、社会科学と文学とを混淆せしめつゝはじまつてゐると言はねばならぬ...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...可愛らしい精靈の一群が空に漂ひ出す第一幕劈頭の「優雅な地方」...
堀辰雄 「手紙」
...それを劈頭(へきとう)第一に叱られたのが前記の通り梅津朔造氏であった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...能という名前「能」を説明しようとする劈頭(へきとう)第一に「能」という言葉の註釈からして行き詰まらねばならぬ...
夢野久作 「能とは何か」
...劈頭(へきとう)左の如く論じ出しました...
夢野久作 「鼻の表現」
...また一尊霊をなぐさめ奉ることとも存じて……かくは今日」と劈頭(へきとう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...孔子はシナ思想史の劈頭に立っているのである...
和辻哲郎 「孔子」
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