...しかして旧約聖書はその教訓部の劈頭(へきとう)に異邦人の心的経験を記載して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...かくしてヨブは神に四十二章の劈頭(へきとう)に記さるる大告白を発するに至ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...劈頭まず改進党をはじめとする対外硬六派連合の弾劾上奏案が上程され...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...果して十日は劈頭から議場が沸騰し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...劈頭に『分かり切つてる事を並べ立てるのだから...
土井晩翠 「「雨の降る日は天氣が惡い」序」
...彼れ自(みずか)らその猛気を用いたる劈頭(へきとう)に加えたり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而も極めて明白に喝破したる劈頭語なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(つゞく)四 軍国主義(三)開戦の劈頭(へきとう)から首都巴里(パリー)を脅(おびや)かされやうとした仏蘭西(フランス)人の脳裏には英国民よりも遥(はるか)に深く此(この)軍国主義の影響が刻み付けられたに違ない...
夏目漱石 「点頭録」
...心のうちで劈頭(へきとう)に「まさか」と叫んだ彼は...
夏目漱石 「明暗」
...劈頭(へきとう)にお秀が顔を出したばかりか...
夏目漱石 「明暗」
...彼は座につくと劈頭(へきとう)第一に「画(え)はどうかね」と口を切った...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...なんちゅ愚(ぐ)な事です」と劈頭(へきとう)一番にやり込める...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...将(はたま)た延期すべきやは第一帝国議会の劈頭(へきとう)第一の大問題となった...
穂積陳重 「法窓夜話」
...」「劈頭(へきとう)第一に小言を食わせるなんぞは驚いたね...
森鴎外 「かのように」
...劈頭(へきとう)第一に内報を受けましたのは小生妻ノブ子の名前でありました...
夢野久作 「暗黒公使」
...劈頭(へきとう)の敬意を表せざるを得ざるものなり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...作戦として筆者の主将組が劈頭(へきとう)に出た...
夢野久作 「ビール会社征伐」
...劈頭(へきとう)早くも甚だおもしろからぬ顔つきが露骨だった...
吉川英治 「新書太閤記」
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