...この説(せつ)を敷衍(ふえん)して日本美術史(にほんびじゆつし)の劈頭(へきとう)にこれを高唱(かうしやう)したものであるが今日(こんにち)においても...
伊東忠太 「日本建築の發達と地震」
...劈(つんざ)きて生(なま)の*汝の肉食めと!汝の頭噛み碎く狗を禦がん人あらじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...而も極めて明白に喝破したる劈頭語なりき...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...(廿九年五月)最近の板垣伯其一 劈頭の喝破曾て自由神の化身として...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...貝殻状劈開を示すだけで...
中谷宇吉郎 「凍上の話」
...開会劈頭ラサフォード卿は...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...赤土を劈(さ)いたような山の壁へ日が当る...
夏目漱石 「坑夫」
...「えいッ」御家人喜六の一刀が闇を劈(つんざ)くのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...紫電(しでん)闇を劈(つんざ)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ガラッ八の脇と肩を劈(つ)きましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その煙を劈(つん)ざいて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...闇を劈(さ)いて肩口へ来るのを...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...厚い森を劈(つんざ)いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まず劈頭に出現したのは...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...その夜霧を劈いて流れている工事場の電燈の光の色やを思い出すのも愉しい...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...虚空を劈(つんざ)く非常汽笛と...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...劈頭(へきとう)の敬意を表せざるを得ざるものなり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...刺(し)を通じて斎藤の後家さんに面会すると劈頭(へきとう)第一に質問をした...
夢野久作 「無系統虎列剌」
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