...容赦もなく人の心を劈(つん)ざく...
石川啄木 「漂泊」
...六千八百メートル!殷々(いんいん)たる砲声は耳を劈(つんざ)いて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...耳をも劈(つんざ)くやうな風は...
田山録弥 「田舎からの手紙」
...劈頭(へきとう)の予言者にあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...筑波の頭から空(くう)を劈(さ)いて湖に落込む電(いなずま)ぴかりぴかりと二筋三すじ...
徳冨蘆花 「漁師の娘」
...之によって何故に幾何学を解析的に分類することが非本質的であるかという劈頭の問題も自ら解決されるのである(一を見よ)...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...そして事実この後の場合に相当するものを吾々は「感性論」の劈頭に発見する...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...憲法の誓約する日本の民主化と世界平和とに寄与することを使命として」の言葉をもって我が国立国会図書館法はその劈頭を飾っている...
中井正一 「国立国会図書館について」
...黒洞々たる無限の時間と空間との間を劈(つんざ)いて奔(はし)る閃光と思われ...
中島敦 「狼疾記」
...その美しい結晶や正しい劈開(へきかい)のあとを見ていると...
中島敦 「狼疾記」
...續く一枚は番頭の額を劈(つんざ)き...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...人殺しツ」宵闇を劈(つんざ)く若い女の聲は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...悠然と青空を劈いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...眠ってなんかいないよ」劈くようなクラークソンの音がきこえたと思うと...
久生十蘭 「だいこん」
...それは「文芸戦線」第四巻第三号の社説の劈頭にかゝげられた「芸術の社会的役割」の一と二とについてである...
平林初之輔 「文学の本質について(二)」
...可愛らしい精靈の一群が空に漂ひ出す第一幕劈頭の「優雅な地方」...
堀辰雄 「手紙」
...わが日の本の鴎外將軍が審美の利劍に劈(つんざ)かれて...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...剣の切っ先のように空気を劈(さ)く調子外れの鳴き声をたてている...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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