...剽軽(ひょうきん)な方で...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...剽軽(へうきん)で...
薄田泣菫 「茶話」
...剽軽(ひょうきん)な事をまじめな顔をして言って...
太宰治 「人間失格」
...大文豪などはほとんど大剽窃家である...
寺田寅彦 「空想日録」
...よく揶揄(からか)われたり何かして来た気象の剽軽(ひょうきん)な青柳の弟に当る男だと思うと...
徳田秋声 「あらくれ」
...それは文学的な剽竊(ひょうせつ)だよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...剽窃(ひょうせつ)が盗賊の親類であることも知らない...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼は剽軽(ひょうきん)でかつ苛辣(からつ)であった...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...少し剽輕(へうきん)さうなのもあはれです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...流しの剽盜(おひはぎ)や...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...喜八といふ剽輕男(へうきんをとこ)が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...剽悍な顔つきをした三人の青年がブダ語らしい言葉で激論を闘わしている...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...暗殺者(アッササン)の剽悍な追及から身を衛るためには...
久生十蘭 「魔都」
...この先生も剽軽であつたのか...
正宗白鳥 「花より団子」
...剽軽(へうきん)なまた正直なあの老爺(おやぢ)...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...剽悍無比(ひょうかんむひ)ですが...
吉川英治 「三国志」
...杉本新左衛門という剽気(ひょうげ)た男でおざる...
吉川英治 「新書太閤記」
...「剽(ひょう)げた男じゃろ...
吉川英治 「茶漬三略」
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