...何かあったのじゃないかい」私はさも剽軽(ひょうきん)な調子で...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...時々出る剽軽(へうきん)な皮肉に若い胸をはつと躍らせてゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...剽軽(ひょうきん)な事をまじめな顔をして言って...
太宰治 「人間失格」
...ふと彼の眼が例の脊の高い剽軽者があの駄洒落(だじゃれ)を書き立てているに止ったので...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...」剽軽(ひょうきん)な女中はバタバタと段梯子(だんばしご)から駈け降りて来ると...
徳田秋声 「足迹」
...港内を剽掠(ひょうりゃく)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...それは文学的な剽竊(ひょうせつ)だよ...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...貞ちやんは剽軽者の気のいい子でなんでもいひなりにして遊んでくれたし...
中勘助 「銀の匙」
...況(いわ)んや衒(てろ)うて以て剽(ひょう)するものでないことは勿論である...
中里介山 「大菩薩峠」
...剽盜か、それとも追手か...
中島敦 「盈虚」
...胡馬(こば)に鞭(むち)うった剽悍(ひょうかん)な侵略者の大部隊が現われる...
中島敦 「李陵」
...胡坐(あぐら)を掻(か)いている剽軽(ひょうきん)な彼の顔を...
夏目漱石 「明暗」
...剽軽者(ひょうきんもの)で...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...剽盜(おひはぎ)まで働いて金を貢がなければならなかつた――と思ひ込んだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...サア出かけようじゃあがあせんか」と赤い手拭(てぬぐい)を四角に畳んで禿頭に載せたじじいが剽軽(ひょうきん)な声を出したので皆一度に吹き出した...
水上滝太郎 「山の手の子」
...一群(ひとむれ)の剽盗(おひはぎ)が馬車を取り巻いた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...村でも剽軽(ひょうきん)で知られている老人が...
柳田国男 「雪国の春」
...剽悍無比(ひょうかんむひ)ですが...
吉川英治 「三国志」
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