...尤も此のバアトン訳の剽竊版(へうせつばん)(Pirate Edition)が亜米利加(アメリカ)で幾つも出来てゐるが...
芥川龍之介 「リチヤアド・バアトン訳「一千一夜物語」に就いて」
...「本当に剽軽(へうきん)な奴だなあ...
有島武郎 「骨」
...二度とこの剽軽者にそんな機会を与へないやうに...
薄田泣菫 「独楽園」
...剽軽(ひょうきん)に抱き合ったり...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...剽軽者はその手を自分の手でぽんと敲いて...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...浅井の棋敵(ごがたき)の小林という剽軽(ひょうきん)な弁護士と...
徳田秋声 「爛」
...哲学行者の本を剽竊して『改造』に論文を書く! 何と愉快ではないか...
戸坂潤 「読書法」
...またこの剽軽(ひょうきん)な年よりの作さんが...
豊島与志雄 「千代次の驚き」
...彼の生死不明の噂(うわさ)は彼の養っていた畜群が剽盗(ひょうとう)どものために一匹残らずさらわれてしまったことの訛伝(かでん)らしい...
中島敦 「李陵」
...剽軽者(ひょうきんもの)のお先っ走りの左孝が顔を出さないはずはありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あんな剽軽(ひょうきん)者が飛び込んできてしまって...
正岡容 「小説 圓朝」
...剽軽者(ひょうきんもの)として家人にも他人にも喜ばれたそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...剽軽(ひょうきん)な調子で云った...
夢野久作 「復讐」
...この剽軽(ひようきん)な南瓜は...
横光利一 「琵琶湖」
...もうひとつの剽悍性(ひょうかんせい)は...
吉川英治 「江戸三国志」
...剽軽(ひょうきん)そうなおッさんである...
吉川英治 「新・水滸伝」
...剽軽(ひょうきん)にいう...
吉川英治 「親鸞」
...南海に剽盗(ひょうとう)が蜂起し...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索