...前晩(ぜんばん)は早く寝たほうがいいですよ...
...前晩(ぜんばん)の出来事を思い出せない...
...昨夜(さくや)と前晩(ぜんばん)の気温差が激しかった...
...彼は前晩(ぜんばん)泥酔してしまった...
...前晩ステップを切った雪渓の横を登り...
石川欣一 「可愛い山」
...即ち前晩八時近く...
石川欣一 「可愛い山」
...当時の貸本屋フワンは誰でもだったが)信乃(しの)が滸我(こが)へ発足する前晩浜路(はまじ)が忍んで来る一節や...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...引越しの前晩に、沢山の罐詰とパンを買入れた点など、興味津々としてつきないものがあるよ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...事件の前晩に、親父から茶碗を投げつけられた時の血が、洗ってなかったのだ...
江戸川乱歩 「疑惑」
...それでシルヴァーが前晩言った言葉のほんとうであることがわかった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その前晩の方が楽しくてなかなか眠れず...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...前晩あたりからえらい熱病にでも罹つたやうに...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...出発の前晩まで、母親はいろいろにくどいた...
徳永直 「白い道」
...前晩頼んでおいた女中や夫人に声をかけられても...
豊島与志雄 「人の国」
...前晩窓を閉める時に...
豊島与志雄 「人の国」
...順一の床は前晩から...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...」マドレーヌ氏は前晩とその午前中とを調査に費やしたのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...一人は矢張(やはり)前晩の通り見たが...
水野葉舟 「取り交ぜて」
...その前晩は、健坊のところで珍しく夕飯をたべ、九時半頃になってそこらへ涼みに出ようと、これも栄さんを加え四人でぶらりと出たらどうも水の流れるのを見たくてたまらず、どっかへ行ってみようと私が云い出し、両国の河岸までのしてしまいました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何かさしつかえると実に相すまないから前晩までふせておいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...前晩に山崎の屋敷の周囲には夜廻りがつけられた...
森鴎外 「阿部一族」
...此事は丹三郎が前晩に母に打明けて置いたので...
森鴎外 「椙原品」
便利!手書き漢字入力検索