...道案内に使われる「前後左右」は、まっすぐ進むと「前」、左側に曲がると「左」、右側に曲がると「右」、引き返すと「後」です...
...「前後左右」を意識しながら運動すると、全身のバランス感覚が養われます...
...「前後左右」の位置関係を教える問題は、小学生の算数の中でよく出題されます...
...長い間立っていると、足の「前後左右」に疲れがたまります...
...「前後左右」を混同してしまい、相手に誤った方向を指示することがあります...
...帯は前後左右に振られながら...
芥川龍之介 「浅草公園」
...空中は前後左右に飛びかう無数の火取虫に充(み)ち満(み)ちている...
芥川龍之介 「誘惑」
...渠の前後左右から...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...からだを前後左右にゆすぶり...
太宰治 「パンドラの匣」
...縦、横、十文字、前後左右、始終無言でヒラリヒラリと切りかかってくる曲者をあいてに、将監は汗みどろになって馬を縦横無尽にのりまわしつつ、斬りむすんでいましたが、相手の電光のようなすばやさにかかっては、いくら気をいらだてても、もはや馬からおりるひまもありません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...前後左右から頭を圧せられるような高い峰々の輝きに...
田中英光 「箱根の山」
...姉の前後左右には...
谷崎潤一郎 「細雪」
...確かに首を前後左右へ蠢(うごめ)かしている...
谷崎潤一郎 「少年」
...昔の日本人は前後左右に気を配る以外にはわずかにとんびに油揚(あぶらげ)をさらわれない用心だけしていればよかったが...
寺田寅彦 「からすうりの花と蛾」
...前後左右いずれへか引っくり返って気絶をするか...
豊島与志雄 「高尾ざんげ」
...米友が暫く前後左右を見廻す――人あらば...
中里介山 「大菩薩峠」
...前後左右に思い思いの姿勢を取ったり崩(くず)したりして...
夏目漱石 「明暗」
...前後左右を顧ることなしにまつしぐらに彼方へ突進する主體は...
波多野精一 「時と永遠」
...前後左右にはげしくゆすぶり...
火野葦平 「花と龍」
...前後左右に回転する小さな車輪がついていて...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...彼女の話には年代の差別もなければ、東西南北、前後左右、四季も、昼夜も、老幼の差もまったくなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...前後左右を見まわした...
夢野久作 「白菊」
...毛唐はそんな事を好くものですからナ」青年ははっとしたらしく前後左右を見まわした...
夢野久作 「暗黒公使」
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