...この手紙は前便とは少し書き方を変えて...
江戸川乱歩 「悪霊」
...変な悪魔の符号みたいなものです」僕が手帳を出して前便に記した図形を書いてお見せした...
江戸川乱歩 「悪霊」
...前便の不備の補足かたがた早速御一報に及ぶ次第なのだ...
太宰治 「パンドラの匣」
...前便は前便のままとして...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...前便のとほり松島を見物いたし...
辻村もと子 「早春箋」
...芝居道の事例に依て昨日の話と今日の話にては全然計畫を異にいたし目下の處にては前便申上候脚本の件はもはや忘れたるが如く何とも申參らず候を...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...これも前便と同じように書留になっていないので...
夏目漱石 「明暗」
...●昭和二十一年六月二十一日 大森区馬込末田方より 広島市古田町字高須二三六 前田恭子宛前略前便で無理な御願い申込んだが...
原民喜 「書簡」
...〔『日本』明治三十一年二月二十四日〕七たび歌よみに与ふる書前便に言い残し候こと今少し申上(もうしあげ)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...これは前便にも書いた通り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう感情的なものにこだわっていたこと(前便...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...前便で話していたように会だらけの日でした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それは前便にも書いた通り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それでも前便でかいた通り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...十二日から十三日までの暮し模様は前便のとおり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...前便でかきましたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...尤(もつとも)前便に申上候通(とおり)...
森鴎外 「独身」
...――前便でだいぶいろいろなことを申し上げましたが...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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