...年老いたやうにかつちり/\刻むのが淋しく聞えるだけである...
鈴木三重吉 「赤い鳥」
...かれ独特の創造と姿と心とを刻むことが出来た...
田山録弥 「西鶴小論」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...掛時計の秒を刻む鈍い音が...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...何かの像を刻む時...
豊島与志雄 「常識」
...眉根に皺を刻むことさえなく...
豊島与志雄 「憑きもの」
...それだけの像を頭の中で刻むのに...
豊島与志雄 「反抗」
...闇の中で時計の秒を刻む音が印象深い...
永井隆 「長崎の鐘」
...台所では早速とんとんとんと胡瓜を刻む音がする...
永井隆 「長崎の鐘」
...わが草木(さうもく)とならん日にたれかは知らむ敗亡の歴史を墓に刻むべき...
萩原朔太郎 「宿命」
...薬研(やげん)で薬を刻むようにするのだといった...
長谷川時雨 「朝散太夫の末裔」
...切るにしろ刻むにしろ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...肉を刻むという有様で...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...のちのちまで残る印象を刻むことができるのです...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...こうした社会主義競走は楽しい!青ざめたバスチーユよ!失われた搾取の国境線の地平に没するところ濤は楽しい島々の礎石に寄せ北海の処女原を刻む断層の鋸目の隅に...
槇村浩 「獄内にてドイツの同志を思う歌」
...早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く...
宮沢賢治 「訓導」
...生活の一瞬(いっとき)一瞬を刻むがように...
吉川英治 「新書太閤記」
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