...編輯局に多数を制するだけの味方も得た...
石川啄木 「悲しき思出」
...戦闘の妙諦(みょうたい)はまず敵の機先を制することにあった...
海野十三 「流線間諜」
...われわれが節制するときには元気をあたえ霊感をあたえる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...とつまり毒を以(もっ)て毒を制する形にしてしまったのであるが...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...および武士を統制する高等なる武士〔封建諸侯のごとき〕はいかにして生活したるか...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...烈公制する能(あた)わず...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ブルジョア・イデオロギーを宣揚し又はプロレタリアのイデオロギーを抑制する...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...亦唯だ與黨に壓迫せられて地方官の亂憲的行爲を制する能ざりしに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...総べて党議を以て党員を節制すると共に...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...今日でも大勢を制するの中原であって...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼はどうしても自分の舌を制することが出来なかった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...歡(よろこ)びや快活さを抑制することもなかつた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...従って人口を制限し規制するものは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...毒よく毒を制する理窟から...
南方熊楠 「十二支考」
...薩州土州あたりを牽制するため...
三好十郎 「斬られの仙太」
...又ドイツの或る新聞は「小学教師は生徒に傍輩の非行を告発することを強制すべきものなりや否や」と云ふ問題を出して...
森鴎外 「大塩平八郎」
...おのれの命を軽んずるものがつねに他人の命(いのち)を制するからである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...節制することは困難だけれど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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