...自らを制する者が宇宙を制するのだ...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...毒を以て毒を制するのだ...
太宰治 「乞食学生」
...自らを識り自らを抑制する者は人格である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...一旦行動に移された彼の荒い感情を抑制することは困難であった...
徳田秋声 「仮装人物」
...その感情上においては主我的の放恣(ほうし)なる運動を制する種々の体面法・習慣法の支配を被らしめざるべからず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「勝を制するの易々(いい)たる固(もと)より毛を燎(や)くが如し」と...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...一定の既成の政治的見解又は政治的要求に応じる予断を強制するもののことを意味しているらしい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...内に在ては絶えず其勢力を控制するの術數を施したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...侯の所謂る大權の作用に干渉するの行動を抑制するに在り...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...自己を抑制することができないのである...
萩原朔太郎 「僕の孤独癖について」
...それにより健康に害がある混ぜ物処理を急速に効果的に抑制するであろう...
アーサー・ヒル・ハッサル Arthur Hill Hassall, M.D. 水上茂樹訳 「食品とその混ぜ物処理」
...この二人の作家がそれ/″\その文学団体を統制する政治的な党の綱領に忠実である限り...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...若くは物質的な加害を單に抑制するといふことが...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「非暴力」
...(上手奥でカタリと音がする)登美 (それを聞きつけて)チョイト……(二人を手で制する)三好 (なんだと言う顔)登美 応接間から出て来たわ...
三好十郎 「好日」
...二人のうちの指導的な尊敬される方の側の人がよくその務めを行い相手を制するようになると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この一隊だけは政府党の警官たちをも監視し牽制する厳正中立の鉄甲である...
横光利一 「旅愁」
...これが日頃ならその逸(はや)りを制すところだが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...甲斐の武田、一条などという土豪も、頼朝と呼応して動きかけた形勢が見えたというので、機先を制すべく、駿河(するが)の目代橘遠茂だの、俣野(またのの)景久などの平家が、二十四日、追討に向ったが、途中、富士山麓で野営した晩にどうした事か、彼等の所持していた弓が百何十張りも、野鼠のため喰い切られてしまった...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??