...彼女は実際野獣のように到る処で逐(お)はれた...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...孟宗竹のほかにも到る処に篠竹が繁茂し...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...法廷内の到る処で傍聴者の間にそれと同じ表情が現れた...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...有名な狸小路では到る処投売りの立札が立っていた...
寺田寅彦 「札幌まで」
...到る処に活用の途のある学問だという事を忘れず...
寺田寅彦 「物理学の応用について」
...若き頃の彼は到る処にこの母性愛と恋人を捜し...
徳田秋聲 「亡鏡花君を語る」
...東洋の到る処に進出して国威を発揚している例の種の娘子軍などではない筈であった...
戸坂潤 「社会時評」
...到る処この風紀警察なるものは×××××と社会的に有害な摘発...
戸坂潤 「社会時評」
...到る処に小ピラミッドやドルメンや環状石籬(せきり)を築き...
中島敦 「環礁」
...ツバキは我邦到る処に見る常緑の小喬木で...
牧野富太郎 「植物記」
...『伝染病が穀物の不作と相俟って到る処を荒廃させる年が時々発生するが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...その到る処万病を除くとて...
南方熊楠 「十二支考」
...外の病院までが皆(み)なその通りでもあるまいが今の世の病院は随分患者に不親切な方が多いね」と全国到る処この弊(へい)あり...
村井弦斎 「食道楽」
...到る処に待ち受けている事を...
夢野久作 「少女地獄」
...到る処に鼓吹している...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...云わば扱い易い料理人が到る処にウヨウヨ出て来る...
夢野久作 「路傍の木乃伊」
...到る処に待受けてゐて下さる人のあるのを喜ばずにゐられなかつた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...宣教師の到る処擾乱と破壊ありということを理由とした...
和辻哲郎 「鎖国」
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