...到るところに見出された...
海野十三 「空襲葬送曲」
...それから到る処たくさんの墓の上に死者の霊火が蝋燭のように燃えていた...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...ロック・モンテスキュー de Montesquieu(1689-1755)・ルソー等の政治思想を経てカントの『永遠平和のために』(Zum ewigen Frieden, ein philosophischer Entwurf, 1795)やフィヒテの『封鎖商業国家論』(Der geschlossene Handelsstaat, 1800)に到るまで...
戸坂潤 「辞典」
...雨に打たれた木の葉は到る処に散り乱れていた...
永井荷風 「写況雑記」
...そこまでに到る彼の職業上の苦心努力の報いられた喜びに一そう強められた...
南部修太郎 「探偵小説の魅力」
...ある都に到ると大悪象が日々一人ずつ食う...
南方熊楠 「十二支考」
...「外科室」「夜行巡査」の昔から最近に到る迄の夥しい小説戲曲小品隨筆を...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
......
三好十郎 「猿の図」
...到る所にこういう飛び離れた鈴木がいて...
柳田国男 「故郷七十年」
...到るところで木を伐(き)り...
山本周五郎 「青べか物語」
...到る処こうした男女のために利用されている事が推測される...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...吾人は日常生活の到る処に発揮しているので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...二夫に見(まみ)えた女は地上到る処の帝王の家にもあった...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...而(そ)して到る処(ところ)でエスペラントの普及を計るのだと言つて其(その)方の印刷物を沢山(たくさん)荷物として携へて居る...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...到る處に大旅館の休業が行はれた...
吉江喬松 「山岳美觀」
...「時到る」と、陸遜はその由を、すぐ建業へ急報した...
吉川英治 「三国志」
...雨気の到るを待ってすべし...
吉川英治 「私本太平記」
...七曲峠というに到る岩壁が...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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