...到り観れば、話しに勝(まさ)る大繁昌にて、池の周囲には、立錐の余地だに無く、黒山の人垣を築けり...
石井研堂 「東京市騒擾中の釣」
...かれ出雲(いづも)に到りまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...かれ追ひ退(そ)けて山代三に到りし時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...〔蟹の歌〕かれ木幡(こはた)の村一に到ります時に...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...那良の山口一〇に到りまして...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...甲子の山へ到りて楓葉の景見ざらむは...
大町桂月 「阿武隈川水源の仙境」
...膨脹時代にあつた大和民族が各地方より北上してこの奥州に到り...
太宰治 「津軽」
...もしそれ八代将軍吉宗が、和漢の学術を奨励し、洋書の禁を緩(ゆる)うし、医薬、暦数、工芸、牧馬等に到るまで、海外の長を採らんとしたるが如きは、鎖国令後の一警策にして、その恩恵の及ぶ所、嘉永、安政に到りて、始めて明らかなるものありき...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...日没椶櫚(しゆろ)生(お)ふるエニンに到り...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...屡絶えむとしたる自由党の提携を維持し得て今日に到りたるに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...神人合一の妙所に到り得るものであるというようなこと――を...
中里介山 「大菩薩峠」
...燒山にた走り到り...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...寺に到りて案内を乞へば小僧絶壁のきりきはに立ち遙かの下を指してこゝは浦嶋太郎が竜宮より帰りて後に釣を垂れし跡なり...
正岡子規 「かけはしの記」
...つかねどもつくぬに到り...
正岡子規 「萬葉集卷十六」
...ゲーテの死顔の画ある処に到りてしばし注目して見る...
正岡子規 「明治卅三年十月十五日記事」
...『日本紀』に日本武尊東夷を平らげて碓日坂(うすひさか)に到り...
南方熊楠 「十二支考」
...という状態にまでたち到りました」「さてこの世間ばなしをよく考えてみますと」甲斐は片手をゆらりと振った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...著著その創設を見るに到りしかば...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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