...彼処(かしこ)に到り此処(ここ)を訪(と)い...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...風のむた一九響きて天に到りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...到ります地(ところ)ごとに品遲部(ほむぢべ)を定めたまひき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...既に國半(なから)まで到りき...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...潜かに彼局に到りて誘ひ出すの故なりと云々...
太宰治 「右大臣実朝」
...彼は又家來の者共を引き連れて(taking his followers with him)王宮に到り...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...彫琢こらす柱廊を具へるほとり到り着く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...失業問題を貧乏問題だなどと考える徒輩は下根の到りで...
戸坂潤 「社会時評」
...伊藤侯は政党内閣の機運既に到りたるの現象と為し閣下等に向て政府党組織の議を詢りたるも...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...人無き処に到りて...
西田幾多郎 「我が子の死」
...最後の時の到りなば...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...歩み下ると精魅の宮殿に到り...
南方熊楠 「十二支考」
...夢にも知らぬ境地に到りぬ...
森鴎外 「舞姫」
...灯火(ともしび)美くしき長崎の町に到り着きつ...
夢野久作 「白くれない」
...翌朝に到りて屍体の変位...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...終熄(しゅうそく)の報が到り...
吉川英治 「私本太平記」
...秀吉は、翌日、軍を回(まわ)して、北ノ庄に到り、五月一日には、北陸の諸将にたいして、新領地の加封所属を発表した...
吉川英治 「新書太閤記」
...豫定どほりだと其儘輕便鐵道に乘つて終點奧山村に到り半僧坊に詣でて一泊...
若山牧水 「梅雨紀行」
便利!手書き漢字入力検索