...食慾の外にも数へ挙げれば、愛国心とか、宗教的感激とか、人道的精神とか、利慾とか、名誉心とか、犯罪的本能とか、――まだ死よりも強いものは沢山あるのに相違ない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...いづれも多少の利慾を離れざる...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...加之ならず自分達が利慾的盲動や何よりも好きな不善の快楽を攻撃されるのが読書子側だから何となしに読書家を煙たがる...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...日本人同志の間(なか)では小(けち)な利慾心が邪魔をするから迚(とて)も相談が纏まらない...
内田魯庵 「青年実業家」
...かかる場合において神はサタンに対しまたこの世に群棲する彼の子供らに対して「否(いな)! 世には利慾を離れての信仰あり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...彼の場合はむろん利慾を伴っているけれども...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...薩長藩閥が袞龍の袖にかくれて権利慾や名利慾をほしいままにし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...虚栄と利慾の心に乏しく...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...取柄(とりえ)は利慾が交(まじ)らぬと云う点に存(そん)するかも知れぬが...
夏目漱石 「草枕」
...これは卑劣な利慾心だけではじめた仕事じゃない...
久生十蘭 「黒い手帳」
...「月を観る間も利慾の念を忘れてゐられぬ男は...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...利慾は美を器から奪った...
柳宗悦 「工藝の道」
...利慾の前には何ものもないその心を許し得ようか...
柳宗悦 「工藝の道」
...何故なら利慾は美を犠牲にすることを少しも躊躇してはいないからである...
柳宗悦 「工藝の道」
...利慾(りよく)は用と美とを共に殺戮(さつりく)する...
柳宗悦 「工藝の道」
...利慾にも旺盛なら...
吉川英治 「折々の記」
...この利慾のふかい武士へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...目前の小さい骨惜しみや利慾にとらわれていたら...
吉川英治 「新書太閤記」
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