...利己心を持つ人間は、自分が利益を得ることを優先する傾向がある...
...社会的な行動を取る場合でも、利己心はある程度存在するのが普通である...
...利己心が過剰に発生すると、他人を傷つけたり社会的に問題を引き起こすことがある...
...利己心を持つこと自体は悪いことではないが、適度な範囲内で抑える必要がある...
...生存競争が激しい現代社会では、利己心を持つことが求められる場合もある...
...あの人の利己心を頼みにしている...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...若(も)し彼等にして一片の利己心があったなら...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...生活とは利己心の実現であるというてもあえて誤りではないのである...
丘浅次郎 「人道の正体」
...この点が衰えて各個人が個人として利己心のみをたくましうするようになれば...
丘浅次郎 「人道の正体」
...生活の責任を回避しながら――それには現実に即しえられない彼女の本質的な欠陥があるという理由があるにしても――彼女の愛を偸(ぬす)もうとする利己心を...
徳田秋声 「仮装人物」
...クリストフをいやがらせまた面白がらせる無邪気な利己心をそなえていたし...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...恋愛の利己心は、恋人のうちでもっとも尊いものと思われるその美徳をさえも、こちらのために犠牲にしてもらわなければ承知しないのである...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女から献身的に仕えられるのを当然だと思ってる父親の利己心を非難した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただしこの利己心は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...芸術のうちにはめ込まれた利己心は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...狭い良識を、一徹な現実主義を、国民的利己心を、空威張りに称揚していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...利己心を去って赤裸に物を観じ得る人...
豊島与志雄 「野に声なし」
...すべて利己心のみに過ぎないところのものは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...潜在的利己心とかいうものが...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...くり返して云うが之は僕の利己心からではない...
浜尾四郎 「正義」
...利己心の強い性質から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...資本家の極端な利己心に憤慨し...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
...人間凡衆のもつ利己心を活用したものであるが...
吉川英治 「新書太閤記」
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