...利己心を持つ人間は、自分が利益を得ることを優先する傾向がある...
...社会的な行動を取る場合でも、利己心はある程度存在するのが普通である...
...利己心が過剰に発生すると、他人を傷つけたり社会的に問題を引き起こすことがある...
...利己心を持つこと自体は悪いことではないが、適度な範囲内で抑える必要がある...
...生存競争が激しい現代社会では、利己心を持つことが求められる場合もある...
...利己心の否定を意味する清貧と...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...第十二章「利己心は優強者の憚(はゞか)るところなき特色」...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...この二者の間で利己心実現の方法もいくぶんか違う...
丘浅次郎 「人道の正体」
...――奴らの利己心だの...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...それを恐るべき利己心だとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あらゆる大芸術家のうちにある無意識的利己心の突然の閃(ひらめ)きを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その懇篤な利己心だけしかもたず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...なぜその利己心へ出血療法を行なわないのであろうか? もしくは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」そういう普遍的な利己心のうちにおいて...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...人間の利己心を取り去られていたので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...利己心を去って赤裸に物を観じ得る人...
豊島与志雄 「野に声なし」
...私どもはむしろその弱き人間性よりいずる不精と怠惰と欲情と利己心と世間的体面に災いせられて...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...ここに同情なり難きおのれの身の上に引きくらべての利己心から出た恋愛の讃美に過ぎない...
中里介山 「大菩薩峠」
...潜在的利己心とかいうものが...
中谷宇吉郎 「抗議する義務」
...白(ブランク)ならば未だしも救はれる、にも関はらず自分の胸の底には彼等のそれと反対の凡てを鬱積させてゐる――小胆の癖に大胆を装うてゐる、自信は毛程も持ち合せない、役に立たないカラ元気ばかりを煽りたてゝゐるんだ――卑しい妄想と、愚かな感傷と、安価な利己心と、陰鬱な夢と、その癖いけ図々しい愚昧な策略とを持つてゐるんだ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...利己心は勝利を占めるであろう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あの利己心をなまなましく見せた時のことを思うと人とも見なされない男で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...資本家はその営利的利己心と...
与謝野晶子 「階級闘争の彼方へ」
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