...利己心を持つ人間は、自分が利益を得ることを優先する傾向がある...
...社会的な行動を取る場合でも、利己心はある程度存在するのが普通である...
...利己心が過剰に発生すると、他人を傷つけたり社会的に問題を引き起こすことがある...
...利己心を持つこと自体は悪いことではないが、適度な範囲内で抑える必要がある...
...生存競争が激しい現代社会では、利己心を持つことが求められる場合もある...
...やはり人間の弱点や利己心は消えぬものだということを悟りました」と答えた...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...どうして私の利己心も火の手を揚げなかったと申せましょう...
芥川龍之介 「疑惑」
...又子供に対する母親の愛は最も利己心のない愛である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...利己心の否定を意味する清貧と...
生田長江 「ニイチエ雑観」
...利己心なしの生活というのはあたかも吹かぬ風...
丘浅次郎 「人道の正体」
...団体動物における個体間の利他心は団体的利己心の内に向こうて顕われた形とみなすことができる...
丘浅次郎 「人道の正体」
...その民族が外に対して民族的利己心を実現するために必要なもので...
丘浅次郎 「人道の正体」
...「君が言うように利己心からではなく」と私は言葉をつづけた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...そしてブールジョアの利己心を唾棄するだけの覚悟は...
豊島与志雄 「坂田の場合」
...皮肉と利己心とが勢いを占めていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はもう今では自分の利己心をほとんど殺していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...狭い良識を、一徹な現実主義を、国民的利己心を、空威張りに称揚していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...」彼は自分の人間的利己心の脈をみるためにみずから尋ねた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...たとい利己心に対してさえ人は正当であらなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...利己心は世界の大法であります...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...虚栄と冷淡と利己心のかたまりのような沼間夫人も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...利己心がこの大機械の主要発条となっている社会へと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...昔獣(けもの)であった時代からこれを生命(いのち)と守り通して来た利己心――生命(いのち)の保存と永続の二つの本能のいとなみに凝り固まりました...
夢野久作 「鼻の表現」
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