...利己心を持つ人間は、自分が利益を得ることを優先する傾向がある...
...社会的な行動を取る場合でも、利己心はある程度存在するのが普通である...
...利己心が過剰に発生すると、他人を傷つけたり社会的に問題を引き起こすことがある...
...利己心を持つこと自体は悪いことではないが、適度な範囲内で抑える必要がある...
...生存競争が激しい現代社会では、利己心を持つことが求められる場合もある...
...第十二章「利己心は優強者の憚(はゞか)るところなき特色」...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...もし団体内の各個体が各自利己心をたくましくしたならば団体としての生存ができぬゆえ...
丘浅次郎 「人道の正体」
...やはり利己心の一部分に過ぎぬのである...
丘浅次郎 「人道の正体」
...それは自覚しない利己心だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...利己心の皆無とをそなえてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その懇篤な利己心だけしかもたず...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今日では利己心によっていたずらに呼びかけてるその叔母(おば)にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼の父親的利己心はすぐにこう考えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すべて利己心のみに過ぎないところのものは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...利己心と義務との激戦において...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...要するに私の言葉は単なる利己心の発現でした...
夏目漱石 「こころ」
...虚栄と冷淡と利己心のかたまりのような沼間夫人も...
久生十蘭 「キャラコさん」
...白(ブランク)ならば未だしも救はれる、にも関はらず自分の胸の底には彼等のそれと反対の凡てを鬱積させてゐる――小胆の癖に大胆を装うてゐる、自信は毛程も持ち合せない、役に立たないカラ元気ばかりを煽りたてゝゐるんだ――卑しい妄想と、愚かな感傷と、安価な利己心と、陰鬱な夢と、その癖いけ図々しい愚昧な策略とを持つてゐるんだ...
牧野信一 「明るく・暗く」
...また利己心の心配がひとたび確立されるならば...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...利己心がこの大機械の主要発条となっている社会へと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...弁には弁の利己心が働くはずであるからと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...眼をふさいで時の潮(うしお)を邪(さまた)げる利己心の亡者どもは...
吉川英治 「新書太閤記」
...愛を阻む最大の力は道元のいわゆる「身心」に根ざした一切の利己心...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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