...彼は利口者だから、パズルもすぐに解ける...
...彼女は利口者で、いつもいいアイデアを思い付く...
...君は本当に利口者だね、この問題もすぐに解決できるんじゃないか?...
...利口者のおかげで、チームはスムーズに仕事が進んだ...
...あの人は利口者だから、騙されないように注意しなければならない...
...出たりはいつたりするものを嘲笑(あざわら)つてゐる不精者や利口者よりは...
伊藤野枝 「書簡 大杉栄宛」
...世間並のお世辞上手な利口者なら町内の交際(つきあい)ぐらいは格別辛(つら)くも思わないはずだが...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...乙羽は三唖と違って如才ない利口者だったから...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...中々利口者だと分ったものだから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...あの方利口者だから好い加減に待遇(あしら)って搾(しぼ)っていたんですが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...夫は最初私に妾のある事をひしがくしにしていたものです、私が利口者か、世間を知っている者かだったら、ひしがくしにしているのをほじくりもしなかったでしょうし、素知らぬ顔で見て見ぬふりもしていたでしょうが、私は嫉妬にかられて何の考えもなく、何もかも知っているぞ、と、云って、夫が閉口しているのを見て痛快がっていたものです」「一時は胸がせいせいして愉快だったでしょうが、結果はよくなかったでしょう?」「悪るかったことを後に知りました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...でも利口者だから...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...「その公高って少年は非常な利口者で...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...なかなかの利口者で...
相馬泰三 「六月」
...和吉さんですか――あれは利口者ですよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「あれは利口者ですね...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は「大変な利口者で...
山本周五郎 「青べか日記」
...世界一の利口者と世界一の馬鹿者との身の上に起った...
夢野久作 「白髪小僧」
...自分だけ世界一の利口者になろうとしているのだ」「いえ...
夢野久作 「白髪小僧」
...卑怯(ひけふ)な利口者(りこうもの)であつた私...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...毛利と通じた彼奴(きゃつ)――小利口者のやりそうなことよ...
吉川英治 「新書太閤記」
...理智の略でありとする利口者の見解であって...
吉川英治 「新書太閤記」
...さもなくてこんな日本一の莫迦(ばか)を日本一の理性家が仕出来(しでか)し得ようか」光秀を評して――日本一の利口者が日本一の莫迦(ばか)をやった――という曲直瀬道三のことばに対して...
吉川英治 「新書太閤記」
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