...何故ならば利するという言葉は行為を表現すべき言葉だからである...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...有無を通じて以て人と己れとを利する也...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...己れを利し併せて他を利するなりと云ふ訓令を與へたのは...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...また消費者をも利するなくいたずらに物価を騰貴すること六分に至るべし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...己れを利するはすなわち人を利するなりとの主義...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...つまりそれだけ反動期を利する処の一種の反動的文化ポーズと見ることは...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...同一資本系統の企業を利するとか...
戸坂潤 「辞典」
...克服し勝利する真理であり得る筈がない...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...消え失(う)せてしまえ!」そういう拘束に会って天才は第一に利するところがある...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その民族をして幸福と智識の開発に利する所多からしめるのが...
永井壮吉 「冬日の窓」
...あるいはこれによりて身に利することあるやというに...
福沢諭吉 「成学即身実業の説、学生諸氏に告ぐ」
...之を燒て其金箔の地金を利するの時勢なりしものが...
福沢諭吉 「帝室論」
...労働者を利することが出来るとは思われないのである...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...無意味それを利する勢力の消長につき...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分を利するのである...
森鴎外 「蛇」
...そのあとも決して大衆が勝利するのではなく...
矢部貞治 「政治学入門」
...吾人にして若し唯基督教の国家社会を利する所以(ゆゑん)をのみ論じて...
山路愛山 「信仰個条なかるべからず」
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デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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