...宵から、銀座裏の、腰掛ではあるが、生灘(きなだ)をはかる、料理が安くて、庖丁の利く、小皿盛の店で、十二三人、気の置けない会合があって、狭い卓子(テエブル)を囲んだから、端から端へ杯が歌留多(かるた)のようにはずむにつけ、店の亭主が向顱巻(むこうはちまき)で気競(きそ)うから菊正宗の酔(えい)が一層烈(はげ)しい...
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...わざと私に聞こえよがしの蔭口を利くことなども度々でした...
上村松園 「座右第一品」
...にらみが利く男らしいから...
海野十三 「火薬船」
...しばらくは口を利くものもなくぼんやりと顔を見合わせていたが...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...口を利くさえ憚(はばか)られた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...代々夜目が利くんだ...
江見水蔭 「怪異暗闇祭」
...すでに日独防共協定は政府及び支配主体に一つの展望の利く足場を与えた...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...相手の顔や眼をじっと見ながら口を利く方が...
豊島与志雄 「最近の菊池寛氏」
...病気に利くと云う迷信も近年まで行われていた...
中山太郎 「屍体と民俗」
...成瀬はふとした機会から彼女と口を利くやうになつた...
北條民雄 「癩を病む青年達」
...稀に二人は口を利く模様でしたが...
牧野信一 「船の中の鼠」
...あるいはこの病に利く奇体の灸点あり幸にその灸師只今田舎より上京中なれば来てもらふては如何などいはるるもあり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...一言も利くな...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その人手が利くという...
南方熊楠 「十二支考」
...二人とも滅多に口を利くことはなかった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...口を利くまいとして居るのは只自分に対しての羞恥とつつましやかさのさせる事だとばかり思って居たので...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...どこで誰が誉められて幅が利くのでも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...狐にア油揚が一番利くのさ...
矢田津世子 「反逆」
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