...モウ幾年もの親い友達の様な口も利くが...
石川啄木 「鳥影」
...利くのは黄金の力のみとなつた...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...あんなに親しく口を利くからには知っている人にちがいないが...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...口を利くにもその腹で口を利いている...
近松秋江 「うつり香」
...お作が母親や嫂に口を利くのを聞いていると...
徳田秋声 「新世帯」
...用があって口を利く時にも...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...」「何ということはなく……口を利くのが面倒だって風に...
豊島与志雄 「裸木」
...ちょっと凄味(すごみ)の利く代物(しろもの)...
中里介山 「大菩薩峠」
...そういうお方に見てもらおうじゃありませんか」「お前さんのような下品な人とは口を利くのもいや...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな病に利くのか知らぬ...
夏目漱石 「草枕」
...けれども日本人はオダテの利く人間だから...
新渡戸稻造 「教育の目的」
...目先きがよく利くため...
新渡戸稲造 「自警録」
...變な口を利く奴があります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口を利くのを止め...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...鳥は鋭い眼をしている奴ほど眼が利くらしい...
室生犀星 「人真似鳥」
...打ちとけた風な口を利くのが...
柳田国男 「故郷七十年」
...国中の人々に『これから口を利く奴は殺してしまうぞ...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...上流の家庭から電話や何かで自由に呼び出しが利く便利がある...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
便利!手書き漢字入力検索