...利いた風な御託(ごたく)を並べやがる...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...」「利いた風なことをぬかすな」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...急に利いた風な事が言つてみたくなつた...
薄田泣菫 「茶話」
...利いた風な事を喋舌(しやべ)る大学生の顔を見てゐた...
薄田泣菫 「茶話」
...すぐ浮(う)いてくるって云ってたぜ」「利いた風な事をぬかす野郎(やろう)だ...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「いやに利いた風な事を言ふぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「いやに利いた風な事を言うじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...利いた風なことをいうな...
久生十蘭 「魔都」
...利いた風な真似をするな(コション・フエ・パ・ド・マラン・トア)」花を引き起して手早く帯をしめてやると...
久生十蘭 「魔都」
...利いた風なそのくせ上すべりのした與八を中里君は書いていやしないのに...
平山蘆江 「大菩薩峠芝居話」
...こんな御時世を拵へたんだ? 笑はすない!志水 そんな利いた風な口を利くんだつたら...
三好十郎 「地熱」
...うまく片附いたのか?利助 なんだと? それがどうしたんだ! 利いた風な口を叩くのは止しな...
三好十郎 「地熱」
...利いた風な事を言やあがつて...
三好十郎 「地熱」
...利いた風な頤を叩くのは止しにしろ!留吉 ま...
三好十郎 「地熱」
...利いた風な...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...わざわざ親方の私の処へ押しかけて来る兼の利いた風な態度を憎んで...
夢野久作 「難船小僧」
...利いた風な了簡で覗きに来る連中には百年経ったってわかりっこない...
夢野久作 「道成寺不見記」
...利いた風なことを言うものではありません...
夢野久作 「継子」
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