...まずなにはなくとも一口とて別間に招じ...
井上円了 「おばけの正体」
...既に彼女は警官によって別間へ連れ去られた後であった...
海野十三 「地獄の使者」
...根室國野付村標津(シヘツ)西別間...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...守って来たほかの一挺の駕籠の人を隠すように別間へ置き...
中里介山 「大菩薩峠」
...拙者も当分この家へ居候(いそうろう)をするつもりだ」そこでお松は兵馬を別間へ案内して...
中里介山 「大菩薩峠」
...別間でお経を上げておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...別間で休息しているゆえ...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...僕を別間に連れて行く...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...奧さんは皆の食事が濟んでから別間で食べる...
森鴎外 「半日」
...別間の方へ来て貰いたいと云う事であった...
森鴎外 「百物語」
...別間に控えている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...別間(べつま)でたくさんな馳走(ちそう)をされ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...彼を別間に待たせておいて...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉はすぐ別間に出て...
吉川英治 「新書太閤記」
...両所にはその間、緩々(ゆるゆる)当家に於いて休息あるがよい』二人は、別間へ通された...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...まだ別間(べつま)に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...別間のほうに饗応のしたくをして待っていた将軍家の側近たちが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...ただ師の吉岡清十郎の顔いろを多少憚(はばか)るのであったが、「若先生には、朱実が側についているから、別間のほうへ、お移り願おうじゃないか」横着な奴らかなと清十郎はにが笑いする...
吉川英治 「宮本武蔵」
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