...その畠山家(はたけやまけ)の主人(あるじ)と私(わたくし)の父(ちち)とが日頃(ひごろ)別懇(べっこん)にしていた関係(かんけい)から...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...得三とは同気相集る別懇の間柄なれば...
泉鏡花 「活人形」
...別懇にしている友人をとまりに来てもらいたれど...
井上円了 「おばけの正体」
...いかに別懇な間柄で頼まれても...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...沢崎家の先代や当主と別懇にしていたようだけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...日頃(ひごろ)別懇(べっこん)の方々(かた/″\)を多勢(おほぜい)客人(まろうど)に招(まね)きましたが...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...兼次も此の惡戲の仲間であつたがいつかおすがの家の傭人と別懇になつた...
長塚節 「芋掘り」
...親爺は恐ろしい馬好で春も暖かになつて毛が拔け代つて古い毛が浮いたやうに幾らか殘つて居るのを見ると堪らなくなつて往來へ引き出しては撫でさすつて居るといふ程なのだから自然博勞の伊作が別懇になつた譯である...
長塚節 「芋掘り」
...少しも別懇(べつこん)ではない」「往來もなさいませんので」「しないよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...実隆とも別懇にしているので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...紹介人は実隆と別懇なる渡唐の禅僧了庵であった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...今後ともご別懇に願いましょう...
久生十蘭 「金狼」
...せっかく公爵と別懇になって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...どうかお見知りおかれて御別懇に願います...
正岡子規 「煩悶」
...御見知り置かれて幾久しく御別懇に願います」「ああお前さんか...
山中貞雄 「森の石松」
...別懇(べっこん)な諸侯に途中で行き会えば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...別懇(べっこん)にしていることも...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...わしとは別懇(べっこん)な間がら...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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