...他の諸神の男女両性に別るるに反して...
高木敏雄 「比較神話学」
...秋風や顧みずして相別る八月十五日より十八日に至る 山中湖畔...
高浜虚子 「六百句」
...彼らは別る三の郷...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ざんば岬を後にみて袖をつらねて諸人の泣いて別るる旅衣益満が...
直木三十五 「南国太平記」
...あとに見て袖をつらねて諸人の泣いて別るる...
直木三十五 「南国太平記」
...これ楠公子に別るるのところ」小声で...
直木三十五 「南国太平記」
...「それでは、益満に」「ああ、西郷に」四人は、関所の側へ、三人は、元の道の方へざんば岬を、後に見て袖をつらねて、諸人の泣いて、別るる、旅衣三人が、声を合せて唄った...
直木三十五 「南国太平記」
...別るるや夢一筋(ゆめひとすじ)の天の川何という意味かその時も知らず...
夏目漱石 「思い出す事など」
...それぞれ好(よ)きほどにて引き別るることとなり...
福田英子 「妾の半生涯」
...(一)思へば四年の其の間 教へを受けし学び舎に 今日ぞ別れん別れても 心はなどて別るべき(二)我は学びぬこの部屋に 我は遊びぬこの庭に 一つ/\の思ひ出に 今ぞ身にしむ師の教(三)桜の花に送られて 小鳥の声に励まされ 学びの林ふみ分けて 希望の山に登りなむ(四)草鞋ふみしめふみ鳴らし 名残は尽きぬ学び舎に いざや別れん師と友に 「さきくましませ」師よ友よ(大正十二・三・二七)...
槇村浩 「母校を去るにのぞみて」
...掌中の珠と別るる感じ...
正岡容 「寄席」
...「戀の日」は遂に久保田君が獨身生活に別るる時の紀念となつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...『うき節を心一つに数へきてこや君が手を別るべきをり』反抗的に言ったりもしましたが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...磐谷に別るる詩の次には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...天宇(てんう)と別る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...塩柏隆白忠兵衛を送り三枚橋に到り別る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...○別るるもよしや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...そして私自身その宿屋に別るゝ頃にはそのがらんどうの宿屋に早や十人足らずの客しか殘つてゐなかつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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