...凡そ進歩は唯別るゝを敢てし...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...諸君に別るゝに當つての餞としたい...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...印旛沼と別るゝかと思ふ間もなく...
大町桂月 「三里塚の櫻」
...別るる天の羽衣の雲路に立ち帰って...
高木敏雄 「比較神話学」
...秋風や顧みずして相別る八月十五日より十八日に至る 山中湖畔...
高浜虚子 「六百句」
...二神かくして議を終り別る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...吹くや東の夕あらし寄するや西の雲の波かの中空に集りてしばしは共に言もなしふたつ再び別るとき「秘密」と彼も叫ぶらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...父に別るる哀(かな)しさもいささか慰めらるる心地(ここち)して...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...「それでは、益満に」「ああ、西郷に」四人は、関所の側へ、三人は、元の道の方へざんば岬を、後に見て袖をつらねて、諸人の泣いて、別るる、旅衣三人が、声を合せて唄った...
直木三十五 「南国太平記」
...いざ別るる時になって名乗り合ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...我れは君に厭(いと)はれて別るるなれども夢いささか恨む事をばなすまじ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...諫早にて鉄屋と別るそれから奥平の伝言や何かをすっかり手紙に認(したた)めて仕舞(しま)い...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...磐谷に別るる詩の次には...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...塩柏隆白忠兵衛を送り三枚橋に到り別る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...7850(二人別る...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...五十を踰(こ)えし母に別るるをもさまで悲しとは思わず...
森鴎外 「舞姫」
...○別るるもよしや...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...飽かずして別るる君が名残りをばのちのかたみにつつみてぞおく……これは平家都落ちの夜...
吉川英治 「私本太平記」
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