...二人が逢う刹那(せつな)と別るる刹那...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...別るとも好からん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...手を上げて別るゝ時の春の月四月二十八日 「玉藻十句集(第十五回)」杉落葉して境内の広さかな四月二十八日 丸之内倶楽部俳句会...
高浜虚子 「五百五十句」
...居士は一夕碧梧桐君と余とを携えてそこに別離を叙し別るるに臨んで一封の書物(かきもの)を余らに渡した...
高浜虚子 「子規居士と余」
...速かに陣營よりし別るべく他の僚友を誘はしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...吹くや東の夕あらし寄するや西の雲の波かの中空に集りてしばしは共に言もなしふたつ再び別るとき「秘密」と彼も叫ぶらむ...
土井晩翠 「天地有情」
...別るるに臨み 再會を約したがその後戰亂相繼ぎ 遂に永訣となつた...
長岡半太郎 「プランク先生の憶い出」
...いざ別るる時になって名乗り合ってみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...我れは君に厭(いと)はれて別るるなれども夢いささか恨む事をばなすまじ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...我れは君に厭はれて別るゝなれども夢いさゝか恨む事をばなすまじ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...兄弟分たる汝と別るるに忍びず...
南方熊楠 「十二支考」
......
三好達治 「短歌集 日まはり」
...過ぎにしも今日別るるも二みちに行く方(かた)知らぬ秋の暮(くれ)かななどと思っていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...このたびは立ち別るとも藻塩(もしほ)焼く煙は同じ方(かた)になびかんと源氏が言うと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「ませのうらに根深く植ゑし竹の子のおのがよよにや生(お)ひ別るべきその時の気持ちが想像されますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...五十を踰(こ)えし母に別るゝをもさまで悲しとは思はず...
森鴎外 「舞姫」
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横瀬夜雨 「花守」
...「岫(しゅう)に停(とど)まるも雲(くも)、岫を出ずるも雲、会(かい)するも雲、別るるも雲、何をか一定(じょう)を期せん...
吉川英治 「三国志」
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