...ハリソン嬢のようなお婆(ばあ)さんは別として...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...もちろんこの蚯蚓の先祖と人間の先祖とどちらが古いかというような問題はあってもそれは別として...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...特別な場合は別として一般に出来ない相談だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...科学論は哲学の一分枝として略々公認された専門領域であるが(そのことの批判に値いする点は別として事実だけを云うならば)...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...言葉の起源は別として...
豊島与志雄 「台湾の姿態」
...新聞に発表したことは別として...
中里介山 「生前身後の事」
...古文献は別として...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...それは温泉でないから別として...
萩原朔太郎 「石段上りの街」
...チェスタトンやハガードなどは別として...
平林初之輔 「『心理試験』を読む」
...いらつしやらないは別として...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...兵役編入に関するあらゆる規定を別としても...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...どちらが好いか悪いかと云う事は別として...
宮本百合子 「雨滴」
...それが成功しているか不成功に終っているかは別として...
三好十郎 「「冒した者」について」
...同じように専門的記載が際限も無いのは別として...
森鴎外 「訳本ファウストについて」
...原作は別として、あの「沓形(くつがた)」と称する茶碗の如き、醜の醜である...
柳宗悦 「工藝の道」
...白木(しらき)のものを別として塗は拭漆のもの多く稀には墨漆(すみうるし)や朱漆(しゅうるし)...
柳宗悦 「工藝の道」
...死体や罪人を別として...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...神話か否かは別として...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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