...僕など煙草は別として...
石川欣一 「比島投降記」
...特別に学問好き書籍好きの主人の家は別として...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...恁ういう大先生方は別として...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...矢立は震災の直後祕露に行く遠藤に餞別として贈り...
小穴隆一 「二つの繪」
...「鉢の子」には酒のやうな句(その醇不醇は別として)が多かつた...
種田山頭火 「草木塔」
...少数の例外は別として殆んど横光利一なるものを読んだことがなかった...
戸坂潤 「思想としての文学」
...才の方は別としても...
中里介山 「大菩薩峠」
...男は幾人の女を同時に愛しても善い悪いは別として...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかの意味は別として...
夏目漱石 「行人」
...大尉に昇進した海軍の方のは別として...
長谷川時雨 「四人の兵隊」
...清三がひと思いに道子を殺したとすれば別として...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...ほかのあらゆることは別としても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「最初の苦悩」
...たえず彼の心を押しつけるということは別としても...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「断食芸人」
...ウインパーの「アルプス登攀記」は別として...
久生十蘭 「地底獣国」
...朝食は別として、夕食費用は滅多に払わないから懐を痛めないが、家賃やタクシー代、鉄道運賃、衣服や煙草などは自腹を切らざるを得ず、現金が必要な場合もしばしばある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...月の晩は別として――」灯台の高さは四尺...
牧野信一 「或るハイカーの記」
...これを別としてもなおもう一つの故障がある...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...煉瓦造りの江崎は別として他はペンキ塗りの洋風擬(まが)い...
山本笑月 「明治世相百話」
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